(2014.3.24 放送)

ドラマ『奇皇后』第40回

「今やその態度、ヨンチョルと違うところがない!」

(지금 그 태도, 연철과 다를 바가 없구나!)

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1.
http://starin.edaily.co.kr/news/NewsRead.edy?SCD=EA31&newsid=01082406606026928&DCD=A10102
http://xportsnews.hankyung.com/?ac=article_view&entry_id=432374

スンニャンが皇居の外に出てきたという報告を受けたタンギセは直ぐに兵士たちを招集してスンニャンを襲撃した。そして「今や天が私の切実な希望を聞き入れられた。お前の血と肉を父上とタナシリ、タプジャヘの墓の前にばら撒いてやる」と宣言した。

スンニャンは「それは私の台詞だ。今日、私の母の血の恨みを晴らしてやる」と言ってタンギセに対抗した。

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スンニャンは刀を持ってわざと逃げるようにタンギセを閑静な場所に誘引した。そして身を隠し、追って来たタンギセを背後から斬ろうとしたが、タンギセはこれを避けた。そしてスンニャンの刀を打ち落とすと、「お前が貢女に連れられてきた時に殺さねばならなかったのだ」と言いながらスンニャンとの間合いを詰めた。スンニャンはタンギセを見据えたまま後ずさり、「殺してみるがいい」とタンギセを挑発した。

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そしてタンギセが自身に向かって攻撃をかけようとした瞬間に、髪に挿した簪を抜き取り、タンギセに向かって飛ばした。タンギセはスンニャンの奇襲攻撃に左目を負傷した。

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そこへヨンビスからスンニャンの危機を伝え聞いたワンユがやって来て、タンギセは逃げた。ワンユはスンニャンを見ると直ぐに「怪我はないか」とスンニャンを心配をした。部下達はタンギセを追った。

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2.
http://xportsnews.hankyung.com/?ac=article_view&entry_id=432387

仏堂に戻った部下からタンギセを逃したことを聞いたワンユは、人を派遣して捜索を続けるように指示した。スンニャンは、ヨンチョルの秘密資金の捜索についてワンユに尋ねた。

ワンユは資金の隠し場所は朱錫鉱山ではないと話した。しかし朱錫鉱山にある村で気になる歌を聴いたとワンユは続けた。「口から口へ歌い継がれ、あの場所でしか歌われていない。十分怪しい」とワンユは自身の考えを述べた。スンニャンが歌の歌詞を憶えているかと聞くと、パン・シヌが自分が憶えていると話してスンニャンに伝えた。





3.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10174436

ぺガンはスンニャンが自身の権力に害を与えることを危惧して彼女を裏切って自身の姪のバヤンフトを皇后にした。
ぺガンはバヤンの元を訪れると、「私がなぜそなたを皇后にしたのだと思う」と尋ねた。バヤンはぺガンの問いに、皇室を掌握して彼が夢見る世の中を作る事に力を加えることが目的だと答えた。これに対しぺガンは「自身が夢見る世の中とは何だ」と今一度彼女に質問を投げた。バヤンは「元国を超強大国にして天下を懐に抱くことだ」と答えた。
バヤンの答えを聞いたぺガンは「キ貴妃から徴政院から奪え。資金は私が満たすだろう。相手はタナシリまで追い出した貴妃だ。できるか」と尋ねた。 バヤンは微笑んだまま「すでに考えております」と答えた。





4.
http://www.dailian.co.kr/news/view/428901

スンニャンは皇居に戻ると自身の密室に籠もり、ワンユから聞いた、八八王の歌に隠された秘密を解こうしていたが手掛かりはなく途方に暮れていた。

バヤンが女官朝礼を行うと聞いたスンニャンは、朝礼に出席するため部屋を出た。バヤンの元へ向かう途中、庭内でスンニャンはタルタルに出会った。

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タルタルはスンニャンに「誰かが私の執務室に侵入してヨンチョルの財産内訳に関する書に触れた。秘密資金に関心を持つ理由は何か」と直球質問を投げてスンニャンを当惑させた。しかしスンニャンは落ち着いた様子で「私だと考える理由は何か」と尋ねると、タルタルは「貴妃様しか関心を持つ人がいない」と答えて「書が気になるならば正式に要請しなさい。その程度ならば十分に協力して差し上げる」と言った。
スンニャンが去ると、タルタルは「私が唯一、心中を察するのが難しい人だ」と部下に話した。スンニャンもやはり「石仏の心も見抜くことができる人だ。慎重を期しろ」と家臣に話してタルタルを警戒した。





5.
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201403250727551710

ぺガンの指示を受けたバヤンは女官朝礼を行った。しかし后宮達はスンニャンに従うだけでバヤンの話は聞かなかった。バヤンはスンニャンに「あなたに対する噂がやかましくて気になったがやはり才色を兼ね備えたように見える」とスンニャンを褒めた。

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恐縮でございます

これは出まかせじゃないのよ
ここにいる妃達は陛下の寵愛を受けることができる
すべて理由があること

このように陛下の愛を独占しているあなたに
誰が逆らえるかしら


しかも内命府もあなたが管理して
徴政院の資金管理もとてもよくしていると

私は本当についているのね
あなたのような人が傍にいて

今後、后宮殿の朝礼はあなたがしてちょうだい

それは法に背くことです
皇后様が執り行なわねば


今私はお願いしているの
私は自信がないの

でも 皇后様

皆、聞きましたね
今まで同様、今後も内命府は貴妃が受け持ちます
皆、キ貴妃に協力して助けるように


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バヤンが朝礼を終えて外に出ると、ソ尚宮とヨナはバヤンの決定に不満をこぼした。バヤンはこれに「キ貴妃が私を見つめて無言で脅迫した。 后宮たちも内命府にいる者は皆私を皇后と見なしていない。私を排除しようとしているのよ」と怯えた様子で話した。そして「私は貴妃が恐ろしい。皇后の位を諦めてほしいのよ」と終始気弱な様子を見せた。ソ尚宮とヨナはバヤンの内心に気付くことなく、これを直ちにこれを皇太后に伝えた。

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しかし実状すべてのことはバヤンの計略だった。バヤンは「お前たちが皇太后の指図を受けていることを知らないと思うか。コウノトリと貝が争えば漁夫が利益を得る方法だ。一度キ貴妃としっかり戦ってみてください。皇太后様」と心中で呟いて冷たい笑みを浮かべた。

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6.
ワンユも八八王の歌に隠された謎を解こうとしていたが、謎を解く鍵を見つけることができずにいた。ヨンビスはワンユがスンニャンと手を組んで以来、ワンユに協力する様子を見せなかったし、タンギセの消息も分からず、ワンユ達の秘密資金の捜索は暗礁に乗り上げていた。

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一方、ワンユの部下の執拗な捜索に身動きが取れずにいるヨム・ビョンスに、モチャムはタンギセを見捨てようと話したが、ビョンスは今タンギセを離せは秘密資金を探す手がかりを失うと話して、当面は秘密資金を手に入れるためにタンギセに付いて動くことを表明した。





ヨンビスはついにメバク商団の首領に会うことになった。首領の正体を唯一知る燕京の行首の案内で、ヨンビスは首領の逗留先を訪れた。屋敷の内部は物音一つせず、首領をはじめ商団員は全て仮面矢覆面で顔を覆っていた。奇妙な沈黙の中、ヨンビスと行首は首領の前に進み出ると、膝をついて挨拶した。

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そして行首はヨンビスを紹介し、タンギセが探しているヨンチョルの秘密資金の在り処について尋ねた。これに首領が筆談で自分も分からないと答えると、行首は続けてタンギセの処分について尋ねた。すると首領は再び筆を動かし、生かしておくようにと命じた。

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7.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10174443

タファンは自身の要請にも部屋に来ないスンニャンに怒ったが、彼女を皇后にすることが出来なかった自身に責任があると思い直し、ゴルタを呼んだ。しかしゴルタは現れず護衛宦官がやってきて、ゴルタは用があり戻るのが遅くなると話した。

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そこへゴルタが急ぎ慌てて入って来た。ゴルタが「年老いた母が重病であって」と外出の理由を説明すると、タファンは「お前という奴は、ここ数日私が放っておけば、怠けることを学びおって」とゴルタの頻繁の外出を怪しんだ様子を覗かせたが、直ぐに「皮影劇を準備しろ」と命じた。タファンは皮影劇で自分よりも更に傷付いているだろうスンニャンを慰めるのだと話すと、ゴルタは「今回だけは陛下が皇帝の威厳を見せなければなりません」と忠言を上げた。 しかしタファンはこれを聞かなかった。

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8.
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201403250727551710

皇太后が興徳殿にやって来た。

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皇太后はスンニャンを「皇后が執り行う朝礼の主管を奪った」と責めた。スンニャンはこれを聞いて「皇后様がそうおっしゃったのですか」と尋ねると、そうなら皇后に仕返しするつもりなのかと皇太后はスンニャンを疑った。

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スンニャンは誤解を解こうとしたが、皇太后は聞かず、「そなたに与えたすべての権利を皇后に渡す。直ちに徴政院の帳簿と印章を出すように」と命じた。スンニャンは直ぐに帳簿と印章を皇太后に渡した。 皇太后は「今後は皇后の言うことを聞くように」と言うと出て行った。


一連の様子を見守っていたプルファはスンニャンに「表面では純真な姿を見せ、陰では人を陥れる手並みが普通ではないようだ」と皇后に対して評した。 スンニャンは「私は皇后は眼中にない。うわべだけの徴政院は彼女に渡して、私は秘密資金で密室を満たすだろう」と余裕ある態度を見せた。

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そこへゴルタがやって来て、「陛下が貴妃様のために皮影劇を準備なさったので、燕春閣にいらして一緒にご覧にください」と伝えた。スンニャンは秘密資金の行方の捜索に没頭しているので、体の不調を理由に断ろうとしたが、ゴルタとプルファに強く勧められ、やむを得ず燕春閣へ向かった。





9.
燕春閣へ向かう途中でスンニャンはバヤンに会った。バヤンが皇太后のしたことは自分の意思ではないと話すと、スンニャンは気にしていないと答えた。

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そこへタファンがやって来た。バヤンはタファンに此処へやって来た理由を尋ねたが、タファンはバヤンを無視して、スンニャンに笑顔を向けて言った。

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私はそなたが来ないのではないかと心配で迎えに来たのだ

いま燕春閣へ行こうとしていたところです

陛下

もう準備はできている 行こう


今日は何か特別な事がおありなのですか

皇后は知る必要ない

皇后様もきっと皮影劇がお好きでしょう
一緒にご覧になられれば


陛下、皮影劇は私も

今日は私がヤンイのために特別に用意したのだ
彼等に二度行うように命じよう
皇后は私達が観た後で観なさい


タファンはバヤンにこう告げると、スンニャンの手を引いてその場を去った。
一人残されたバヤンに、ソ尚宮は「怒ったり羨んだら負けですよ」と言うと、バヤンは「実は皮影劇は好きではない。少し疲れたから戻って休む」と言って部屋へ戻っていった。これを見て、ソ尚宮は「警戒心が強いのか、それとも頭が軽いのか」とバヤンの本性を掴めずにいた。





10.
まもなく皮影劇が始まるにも関わらず、何かを熱心に考えている様子のスンニャンにタファンは「何か私に言えない悩みがあるのか」と尋ねた。スンニャンは答えなかったが直ぐに皮影劇が始まり、タファンは再び問うことはなかった。

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スンニャンは皮影劇を観ながらもずっと秘密資金の行方が隠されているだろう八八王の歌の秘密について考えていた。するとタファンが強く手を握ったので、ふと我に返ったスンニャンは「皆が見ています」とタファンに言ったが、タファンは「私は皮影劇を見るよりもそなたを見ている方か面白く楽しいのだ。気にせずに劇を観なさい。私はそなたを見ている」とスンニャンへの愛情だけを表した。

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スンニャンはこれに観念して皮影劇に集中しようと影を見つめた。すると集まっては散らばって形を変えていく影に、スンニャンは「これだ。八八王の歌の秘密はこれだったのだ」と秘密を解く手掛かりを見つけた。






11.
皮影劇が終えると、スンニャンは歌の秘密を解くために急いで興徳殿に戻りたくて落ち着かなかった。タファンはそんな彼女の様子を見て、

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私と一緒にいることがそんなにも退屈なのか
一緒に皮影劇を見ていても、食事をしていても、茶を飲んでいても
そなたの頭の中には全く私の姿は無いのか
私は空気の様な存在なのか


申し訳ありません 陛下
身体の調子が優れないのです
もう戻ろうかと思います


そなたは私にもう飽きたのか
それとも皇后に上がれなかったから
私を恨んでいるのか


そうではありません

そうでないなら
一体何なんだ! はっきり言ってみなさい!

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タファンの詰問に、スンニャンは答えられなかった。そこへゴルタがぺガンが緊急の単独面談を求めていると伝えに来た。タファンはスンニャンに下がるように命じた。





12.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10174436
http://www.mydaily.co.kr/new_yk/html/read.php?newsid=201403250529551116&ext=da

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ぺガンは大殿でタファンに対面すると刀を抜いて、「臣ぺガン、陛下に敢えて忠言を上げようと思います。臣は陛下をチンギスカン、フビライハンよりさらに偉大な皇帝で補助したいのです」という意を表わした。これにタファンが「朕をその方と比較するのは妥当でない」と答えると、ぺガンは「ヨンチョルが九泉(黄泉)で見ております。。どうか貴妃のチマ(スカート)のすそから抜け出して、遠大な抱負を持ってください」と切実な心を伝えた。

スンニャンを卑下するぺガンの発言はタファンの怒りを呼び起こした。タファンはぺガンに「チマのすそとは!言葉が過ぎる。今や、その態度、ヨンチョルと違うところがない!」と怒った。 ぺガンはそのようなタファンに自身の真心を見てほしいと切実に要請した。

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ヨンチョルの欲望は自身の富と権力を守って元国を自ら統治することだったが、ぺガンの欲望は他のところにあった。 ぺガンは「私の長い間の夢は陛下のためにIlahan国(現在のイラン)とチャガタイ・ハン国(現在のインド北部地域とチベット)を服属させて、高麗まで吸収することです」と征服戦争を行うという抱負を表した。


しかしタファンは軍資金を取り上げ論じて征服戦争に難色を表した。するとぺガンは「ヨンチョルが私利私欲で蓄積した莫大な秘密資金があります。 臣は自身の富貴と栄華のために大丞相の席に上がったのではありません。 陛下のために戦場で命を捧げるつもりです」と話してひざまずいた。

ぺガンは続けて「もう一度大元帝国の威厳を天下に高めます。どうか抱負を持って与えてください。このぺガンの忠実な気持ちを理解してください」と訴えた。

タファンは玉座から立ち上がり、ひざまずいたぺガンの前に立つと「大丞相はこの国の真の忠臣であり武将だ。 私は不足する所が多い皇帝だが、そなたと意を共にすることを天地神明に誓う」と言って、彼の意を受け入れた。

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これらの対話を柱の陰で密かに盗み聴いていたスンニャンは「大丞相がこのように危険な計画を考えていたとは」と驚いた。

興徳殿へ戻ったスンニャンはプルファ達に「大丞相が秘密資金を手に入れたら、高麗までも大変な危機に陥る」と話して、ぺガンより先に秘密資金を探し出すため直ぐに密室へ入ると、八八王の歌の秘密を解いてヨンチョルの秘密資金が隠された場所を捜し出した。

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スンニャンは秘密資金の在り処を見つけたが、そこは運び出すことが難しい場所だった。スンニャンは資金を運び出す方法を考えていた。そしてプルファに「ワンユ公の手下にメバク商団の頭領かいると聞いたが、知っているか」と尋ねて、プルファにヨンビスを呼ぶように指示した。





13.
http://star.mt.co.kr/view/stview.php?no=2014032423012511284&outlink=2&SVEC

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スンニャンは仏堂にヨンビスを呼び出した。スンニャンとヨンビスが話しているところへワンユと部下が入って来た。
ヨンビスがいるのを見て驚いた様子のワンユに、スンニャンは自分が呼んだのだと話した。そして「秘密資金の在り処を捜しだした。ワンユ公の予想通り、八八王の歌の中に手掛かりが隠されていた」と話すと秘密資金の在り処を書いた紙をワンユに見せた。

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秘密資金がここにあるなら、
とても見込みがない


大丞相はこの資金を見つけたら
兵を起こし出征すると

彼は高麗を元国の領土に吸収するつもりです


いくら大丞相でも
皇帝の許しがなければできないだろう


陛下も彼と同じ考えなのです

絶対に彼らに奪われてはならない



ワンユはこう言うと、スンニャンにヨンビスが此処にいる理由を尋ねた。スンニャンは今回の一件に協力してほしいと頼んだがヨンビスが自分に利益が無いと拒んでいると話すと、ワンユはヨンビスに、ヨンチョルの秘密資金の在り処が書いている紙を見せ、ヨンビスを説得した。

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パン・シヌ達とヨンビスは未だ話があるスンニャンとワンユを残し、先に仏堂を出た。ヨンビスは振り返り、部屋の中の二人の影を見つめながらワンユが未だにスンニャンを忘れられずにいることを考えた。





14.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10174415

ヨンビスは秘密資金の在り処を教えると言ってぺガンを呼び出した。

ぺガンがやって来ると、ヨンビスは「メバク商団を掌握したい」と話し、「メバク商団の燕京支部を片付けて、メバク商団が皇室の物品を独占するための約定書に皇帝の玉璽を押したものを持ってくればヨンチョルの秘密資金の在り処を教える」と約束した。

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ぺガンは約定書は用意できるが、メバク商団の燕京支部を掌握するのは難しいと話すと、ヨンビスはメバク組織の詳細が記されている帳簿を渡して、「メバクの組織についての一切が記されている。この中にある場所の一つにタンギセも隠れているだろう」とメバク組織を取り除く名分も与えた。



ぺガンは直ちにタファンの元へ向かってヨンビスの話を伝えた。これを目撃したスンニャンはワンユに、ヨンビスがぺガンに接触したと知らせた。





15.
ワンユは朱錫鉱山の集落にいるマクセンを呼んだ。ワンユはマクセンに以前自身が高麗で集めた大量の偽交鈔を鉱山の集落に運ぶように指示した。そこへチェ・ムソンがスンニャンの知らせを伝えにやって来た。ヨンビスの行動を知ったワンユは別働隊を動かして都城内のメバク商団の人々を一人ずつ捕え始めた。



ぺガンがメバク商団を排除するために軍隊を率いて皇居を出ようとしていた時、ワンユが皇居を訪れた。
ワンユはぺガンに「タンギセが都城内に現れた。彼はメバク商団の庇護を受けていた」と話して、別働隊を出動してタンギセ達を捕えると言った。これを聞いたぺガンはワンユとタルタルにメバク商団の一掃を任せ、自身は玉璽を押した約定書を貰いに行くと話して別れた。
スンニャンはこの様子を回廊から見ていた。ワンユはスンニャンの姿を見つけると彼女に頷いて見せた。





16.
http://starin.edaily.co.kr/news/NewsRead.edy?SCD=EA31&newsid=01092246606026928&DCD=A10102

メバク組織の人々が次々に捕えられ、追われているタンギセらは隠れる場所を失い、都城から脱出しようとしていた。人気のない場所で城門が開くのを待っていたタンギセらはヨンビスが部下と二人で何処かへ向かうのを見つけた。彼女もメバク組織の一員であるのに何故捕えられていないのかと不審に思ったタンギセとヨム・ビョンスは彼女たちを尾行した。

ヨンビスは倉庫に入って行った。中ではぺガンがヨンビスを待っていて、ヨンビスに頼まれた約定書を渡した。そしてメバク組織にヨンビスが背いたことを他言しないと約束すると、秘密資金の在り処を尋ねた。ヨンビスはスンニャンから聞いた場所を書いた紙を渡した。

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朱錫鉱山

そうです
その鉱山の村に朱錫を取り出す鍛冶場があります
資金はそこの倉庫の中にあります



この話を倉庫の外で盗み聞きしていたタンギセ達はぺガン達よりも早く秘密資金を手に入れなけならないと脱出を急いだ。






17.
「鍛冶場ではないのですか。秘密資金は別の場所にあると言うことですか」ホンダンは密室でスンニャンに尋ねた。
ヨンビスがぺガンに教えたヨンチョルの秘密資金の在り処の情報は偽りだった。これまでのヨンビスの行動は全てスンニャンとヨンビスが手を組んで行ったことだった。仏堂にヨンビスを呼び出したスンニャンは彼女に今回の計画を話した。

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今回の計画はあなたが背信者のふりをして成功することです

ヨンチョルの秘密資金について伝える代価が
燕京のメバク支部と皇宮物品に関する独占権であるなら
損な取引ではない


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ヨンビスはスンニャンの提案を受け入れた。



これまでの計画が順調に進んでいることを確認したスンニャンは、「秘密資金は此処にある」と本当の秘密資金の在り処をプルファとホンダンの前で紙に書いた。

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