※現在、プラウザソフトの不具合により、記事を編集できなくなっております((+_+))


回復に時間を要するようですので、下書きの状態ですが、一旦投稿します。本当に読みにくいのですが、この記事を此処まで作るだけでもう10時間以上費やしているので(笑)

…復習に活かして頂ければ幸いですm(__)m


(あとで、余裕のある時に、画像を貼ったものと差し替えたいと思います。)





(2014.2.24 放送)


第32回 「私がとても貴重な獣を捕えて見せよう」
(내가 아주 대단한 짐승을 잡아보일 것이야)


1.

http://xportsnews.hankyung.com/?ac=article_view&entry_id=422851
http://star.fnnews.com/news/index.html?no=278483
スンニャンは、ヨンチョルが玉璽を守るために皇子の殺害事件を起こして、自分自身を含め、ぺガン達を犯人に仕立てて追い出そうとする事実を知った。その後スンニャンは皆が引き止めたにもかかわらず、一人でヨンチョルに会いに出かけた。ヨンチョルは后宮に過ぎないスンニャンが自分に会いに来たと聞くと嘲笑った。 これに対しスンニャンは、


皇子殿下の殺害犯を偽装なさるおつもりですね。
暗殺者の口から、

『皇子殺人犯は、奇才人である。
嫉妬に狂った彼女は皇后の皇子を殺そうと考えた。
遼陽行省主のぺガンも共犯だ』

という言葉が出てきたら、
他の行省主を順に呼び込んで、こう言うのでしょう

『クリルタイの時に親和政権に反対しなさい。
さもなくば同じようにお前たちを取り除く』

どうでしょう、間違っていますか


と述べた。スンニャンが自分に全く臆することなく、自分の計略を看破して述べるのを聞いたヨンチョルは「
そうだとしたら、そなたはどう応じるつもりだ。耳懸鈴鼻懸鈴(物事はどうにでも変化する)、私は思い通り、そなたの罪名を作るだろう」と話してスンニャンを牽制した。しかしスンニャンはこれにも動じることなく、タルタルから聞いた戦略を取ることにした。

タルタルは以前スンニャンに、諸葛孔明が2500名の軍で司馬仲達の15万の大軍を撃退した戦略を教えてくれた。孔明は自分の戦略を徹底的に隠した。敵情が全く分からないことは15万の大軍であっても不安になるとタルタルは話した。


「嫁禍于人(濡れ衣を着せる)」

本当に驚くほど残忍な方法です。
けれども大丞相は決して私達が犯人だと
目星を付けることはできません。


何故だ


私達に触れれば
それが大丞相が犯人であるという証左になるからです

大丞相は孫の元へ刺客を入れた
非情な祖父となるでしょう。
これまでの評判は一夜にして消えてなくなるのです
そして、記録されて後世に…


黙るんだ!

もし私を犯人にできるならば、
此処へやっては
来なかっただろう
口から出まかせを


出まかせかどうか、
私達を犯人にしてお試しになればいいでしょう

楽しみにしています。大丞相


スンニャンはヨンチョルの元を辞去した。

外ではぺガンとタルタルがスンニャンを待っていた。スンニャンが、ヨンチョルはスンニャンの話を無視したが目つきが動揺していたようだと話すとぺガンは安堵した。スンニャン達はひとまずヨンチョルの決定を見守ることにした。



一方、ヨンチョルはスンニャンを知るワンユに、スンニャンの話は虚言だろうかと尋ねた。ワンユは「もしこれが私の事であるなら、キ才人を犯人に選ばないでしょう」と、用心に越したことはないと答えた。




2.
http://tvdaily.mk.co.kr/read.php3?aid=1393248260658326002
タナシリは皇子宮に刺客が現れたという便りに気絶した。

その後タナシリは皇后宮に移されると、この機に乗じて冷宮には戻らないと決め、タナシリは女官を通じて絶食しているという流言を広めた後、一人では絶対に冷宮に戻らないと話した。 家臣からこの話を聞いた皇太后は直ぐにタナシリの元を訪ね行って、直ちに冷宮へ戻るように言った。皇太后と「両足で歩いていけないのなら輿を準備する」と言うと、タナシリは「私一人では行けない」と対抗した。皇太后は「抗えることではない。皇后は今毒殺事件で量刑を受けているのだ」と警告した。続けて皇太后が「何としても冷宮を避けるのか」と尋ねると、タナシリは「子供の命が危険ならば地獄の火にも飛び込むのが母心だ」と応じて厚かましい態度を見せた。これを聞いた皇太后は「私の目には皇后が子供を利用しているようにしか見えない」と話して対抗した。
そこへドンマンが刺客が口を割ったと告げに来た。





3.
タンギセは陝西行省主を皇子殺害の首謀者として捕えた。タンギセは行省主を連れて行く途中でスンニャンに会った。

本当に大したものだ。
でまかせで国家の大丞相を騙したのだから

玉璽を守るための努力、
本当に人を平伏させます

他に方法が?
この国の主の椅子に座られる方が
権力を行使する能力が無いのだから
仕方ない

陛下は以前の陛下ではありません
クリルタイで見ても未だお分かりになりませんか

そうだった。本当に心底驚いた
見かけ倒しの皇帝陛下を
あのように変えたのがキ才人様だったとは
心臓が止まるのではないかと思うほど驚いた


タンギセはそう言うと、スンニャンに近づき、出過ぎた真似をしないで后宮らしくしろとスンニャンに警告した。そしてぺガンにもスンニャンがいなかったら既に無い命だと言うと、立ち去った。

タルタルはこれを聞いて
「当面の危機は免れたものの、すぐに皇居に暗雲が集まってくるだろう」と、これからの暗闘を予告した。





4.

http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201402242241171710

ヨンチョルの陰謀に巻き込まれ、皇子殺害の首謀者として捕えられた行省主と后宮は推鞠場(罪人を取り調べる場所)でヨンチョルから烹煮刑(生きながら釜に入れられ、水煮、或いは油焼きされる刑)を言い渡された。タファンはこれに、「私が刺客を動かした」と言って、二人を救おうとした。これを聞いたヨンチョルは「キ才人がこう言えと教えたのか、そなたがこう言えば他の行省主らが感動して陛下を支持すると。目を覚まされよ、陛下!皇子は陛下の息子です。是非も解らず、どうして天下を統一できよう」と話して、「親政権は絶対に渡さない」と対抗した。すると、タファンはこれに「明日クリルタイを開く。 大丞相が思いのままに決めることでない」と応酬した。



ヨンチョルは他の行省主を呼び集めた。行省主達が陝西行省主を開放するように求めるとヨンチョルは罪を着せた行省主の首が入った箱を見せて、「私の答えはこれだ。あと九つの首が残っている」と威嚇した。

行省主達が怯えるとすぐにヨンチョルは「戦場で名分だとか自尊心だとか騒いで死ぬ気で戦う者が最も情けない。 これは単なる無駄死に過ぎない。よく考えろ」と恐怖感を加えた。





5.

翌日、タファンはクリルタイに先立ち、ヨンチョルに奪われた親政権を取り戻すために真心を込めて訴えた。「私は愚かで無能でおくびょう者で、そなたらと国民らにまったく関心さえない、全く情けない者だった。だが、もう二度とこのように役立たずな皇帝にはならない。もう大丞相に怯え逃げたりしない。恥知らずだが、そなた達の忠誠を求めたい。これ以上時間を無駄にはしない。信じてほしい。私を一度だけ信じてくれ」と話して、自身に一票を訴えた。しかしタファンの心からの訴えにも行省主は動かなかった。ぺガンを除いたすべての行省主はタファンに親政権を渡す意見に反対した。

 

ヨンチョルはこれに得意満面で、タファンを牽制すると出て行こうとした。するとそこへスンニャンが現れて


感謝いたします。
大丞相のおかげで行省主達は
陛下を真の皇帝として受け入れました


獅子は子供を谷底へ落として強くすると言います。
大丞相の苛酷な迫害が陛下をさらに剛健にさせたのです。



行省主らはタファンの元に集まり忠誠を誓っていた。ヨンチョルはこのスンニャンの言葉を聞くと、



キ才人、そなたは高麗の宮女の出身だったな
私はそなたに目を付けた

この言葉が意味するものが分かるか
長くはかからないだろう



ヨンチョルはスンニャンを標的にしたことを告げると、出て行った。





6.
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=467828


皆が去ると、宝座にたった一人座るタファンにスンニャンは言った。



大明殿へ戻られないのですか


最後はやっぱり元に戻ってしまうのだな


どうして元に戻るのですか
違います。

ただ皇帝の名分を守っただけで、何も得られなかった


人の心を得たものが天下を取ることができるのです
ヨンチョルは玉璽を守った代わりに人を失いました
陛下は九名の行省主の心をつかんだのです

今回の戦いは陛下の勝利です

今、陛下は真の皇帝となるために
苦難を経験される
そのために痛みを感じるべきですが、
失望なさってはなりません



スンニャンが励ますとタファンは



そなたがいるから、
私は最後まで挫けない

ありがとう ヤンイ



と再び目に光を宿した。




 
7.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10169523

http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=467795


皇后房に戻ったタナシリは直ぐに朝礼を行い、朝礼を介してスンニャンを危機に追い込もうと考えた。
タナシリから朝礼の準備をするように
命を受けたドンマンは、これを皇太后に伝えた。すると皇太后は「勝手に朝礼を開くというのか」と憤慨した。ドンマンが「皇后様は後宮様たちを狙っている」と皇太后に伝えた。ドンマンの言葉に皇太后は冷宮から戻ってすぐに混乱を起こそうとしているタナシリの行動に呆れたようにため息を吐くと、スンニャンに言った。
皇太后はスンニャンに「今日の朝礼は、あなたが引き受けなさい」と命じた。自身が持っている皇后の印章の権限をスンニャンに与えるということだった。皇太后はトンマンに後宮と女官にスンニャンの命が皇太后自身の命であることを知らせなさいと命じて、権限の委任を釘をさした。皇太后はスンニャンに「朝礼房ではあなたが皇后です と話して、タナシリに権限を全部奪わていることを解らせなさいと言った


以降、スンニャンはタナシリよりも早く朝礼を開いた。スンニャンは数日後に行われる狩猟大会の内容を后宮たちに伝達した。 一歩遅れて現れたタナシリは、「あえて皇后の振舞いをするなんて、気が狂ったのか? 直ちにキ才人の服を脱がせて、跪かせなさい」と大声を張り上げたが、誰もタナシリの命令に従わなかった。

しかしスンニャンが「皆、後ろを向きなさい」と命じると、皆直ぐに従った。続けてスンニャンは「皇太后が皇后から奪った印章で、私にすべての権限を与えました。もうそろそろ出て行って下さいますね。 出て行かなければ宮女に追い出すように命じるでしょう。 険しい成り行きを見ますか?」と告げてタナシリに恥をかかせた。

タナシリは朝礼房を出ると、声をあげて笑い出した。尚宮たちはこれを心配してタナシリに声を掛けたが、タナシリは「大丈夫だ。まもなく消える女なのだから、この様な侮辱は何でもない」と言って何か陰謀があることを示した。




8.
http://tvdaily.mk.co.kr/read.php3?aid=1393250253658343002

http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=467821


ヨンチョルは大規模な狩猟大会のその場でタファンとスンニャンを殺そうと計画した。ヨンチョルは良い見世物があるからワンユにも狩猟大会へ参加するように話した。そして「私は凄い獲物を捕らえて皆に見せるつもりだ。誰も想像すらできない大虎を捕える」と言って、計画をそれとなく表わした。



 一方、タンギセはヨム・ビョンスを呼び出し、「虎だけでなく、尻尾が九本付いた狐もいる。皇帝とキ氏を殺すつもりだ」二人の暗殺計画を話し、暗殺を指示した。ビョンスはこれを聞いて謀逆を起こすつもりかと当惑したが、暗殺が成功すれば一等功臣に推戴してくれるという言葉に野心を燃やした。

ビョンスはヨナを呼び出すと、皇帝とキ才人を自分が殺すことを受けたと話した。これに対しヨナは自分は何も聞かなかったと耳をふさいだ。ビョンスは続けて「これに成功すれば私も高官になる。その時にはそなたを私の正室に迎える」と告白した。これを聞くとヨナは「皇室女官をどうやって正室に?」と尋ねた。ビョンスは「皇帝が変わるのにできないことがあるか。私と運命を共にしよう」と楽しげに話した。





9.
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=467830

ヨンビスはワンユに燕京のメバクの分所の所長がヨンチョルに当てた書簡を見せた。それはメバク商団がヨンチョルに資金援助を申請するものだった。ヨンチョルの資金はメバクよりも多いことを書面から悟ったワンユは、資金を断たねばヨンチョルを倒すことはできない、ヨンチョルは強大な相手だと告白した。ヨンビスはこれを聞くと、初めからから負けると決まっている戦いだった。諦めようと言って虚しい姿を見せた。するとワンユは「諦めることを簡単に口にするのか」と言うと、ヨンビスに刀を渡し、自分は木剣を持って剣術勝負を求めた。


ヨンビスは自身の刀に木剣が話になるかと脅しをかけた。 しかし剣術勝負の勝者はワンユであった。

ワンユは「初めからまける戦いと言ったか。恐れを見せるな。あきらめる瞬間に私は私の国を捨てることになる。 孤独で大変であっても、それがお前を信じて従う者に対する礼儀だ」と助言した。ヨンビスはワンユの言葉に悲壮な表情を作った。





10.

狩猟大会の日、仕度を終えたタファンは弓の調子を確認していた。そこへスンニャンは入って来た。スンニャンがタファンに出発の時間だと告げると、タファンは弓を置いて、ちょっと待ちなさいと言うとスンニャンの前に立って、スンニャンの服を整えた。服や髪を整えながらタファンは、「狩猟大会とはいえ、そなたは私の后宮なのだから、美しくなくては。よし、いいだろう」とスンニャンに愛情を表した。スンニャンはこの言葉を聞いて、タファンを見つめ可笑しそうに微笑んだ。






11.
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201402242316541710

山には天幕が張られ、大会の用意が着々と整えられていた。タナシリはワンユを見つけると、嬉しそうに近ついて話しかけた。そして久しぶりにお茶でも如何かと誘ったが、ワンユはこれに何も答えず立ち去った。




タファンの宣言で狩猟大会が開幕した。参加者たちはそれぞれ山に入っていくと狩猟を開始した。タファンとスンニャンは馬に乗り、護衛と共に山へ入った。狭く重苦しい皇居から離れ、つかの間の解放感に浸る様子でタファンはスンニャンに提案した。



随分長い間遠ざかっている乗馬勝負をしないか
先にあそこの大木に辿り着いた方が勝ちだ


何を賭けますか


負けた方が勝った方の言うことを聞くのはどうだ


もしも以前の大青島のような小細工をするならしません


おい、
私は依存の私とは違うんだぞ




そう話すと二人は鐙で馬の腹を蹴って駆けだした。





12.
http://stylem.mt.co.kr/styview.php?no=2014022511170869708&type=1


タナシリは自分に冷たく接するワンユの姿を不思議に思っていた。「ワンユ公の様子がおかしい」とタナシリが言うと、ソ尚宮は以前タンギセらが話しているのを聞いたと言って、ワンユ公は皇后様ではなくキ才人に恋心を抱いていたと耳打ちした。

これを信じることができないタナシリは自分の目でこれを確かめるために、
ワンユとスンニャン、タファンを酒の席に呼び集めた。スンニャンがタナシリの注いだ酒に口をつけるだけで飲まないのを見ると、タナシリは「酔って口走っては困ることでもあるのか」と聞くとスンニャンは「隠さねばならないことなどありません」と答えて、二人は酒を飲んだ。




タファンとスンニャンの暗殺を引き受けたヨム・ビョンスはタファン達が行く狩場に罠を仕掛けるために、密かに山へと入って行った。それを見たワンユの家臣らは彼らの後をつけて行った。




スンニャンとタナシリは酔いが回っても飲み続けた。


もう止めておきなさい
酔っている

好き勝手に召し上がるのは構いませんが
でたらめを話すのはなりません
キ才人が心配だと
はっきり言えばいいでしょう
私を心配するふりなどせずに
 


タナシリはこう言うと、ワンユに尋ねた。


そうだ、ワンユ公
結婚した私のいとこから便りがありました。
彼女が言うには、貴方の想い人が燕京にいると。


皇后!


ああ、キ才人なら知っているでしょう
かつてあなたはワンユ公の腹心だったのだから
答えて、ワンユ公が愛する人とは誰なの

 

タナシリの問いにスンニャンは答えられなかった。するとワンユが「彼女は死んだ」と答え、「返事になったようだから私はこれで失礼します」と言うとスンニャンを見ることなく出て行った。

続いてタファンが酔ったスンニャンを抱きかかえるように去るのを見たタナシリは、二人を見つめるワンユに気が付いた。タナシリはワンユがスンニャンを見つめる目つきを通じてすべての状況を察した。




タナシリは「キ才人を見つめるワンユの目つきが切々としていた。キ才人の何処が私より美しいのか。なぜ陛下もワンユ公も卑しい貢女が好きなのか」とソ尚宮に訴えた。そして「ワンユ、この私を笑いものにして、 私に送った目つきは今思えば私を弄んだのだ。キ氏よりもワンユ、お前をさらに殺したい」と怒った。




13.
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=467799


タファンは酔ってふらつくスンニャンを自分の天幕に連れて行き、床に座らせ水を飲ませて介抱した。酔いが醒めてきたスンニャンは自分の天幕へ戻ろうと立ち上がったが、タファンはスンニャンの腕を掴んで、再び床に座らせた。そして「今夜は此処で休みなさい」とスンニャンに言った。スンニャンはこれを聞いて再び立ち上がろうとしたが、タファンは腕を離さず、さらに力を込めて掴んで、「そなたはいつまで私を孤独にするつもりだ」「いつまで私を避けるつもりなんだ」と尋ねると、スンニャンを床に横たえて「そなたが欲しい」と言ってスンニャンに顔を寄せた。