(2014.2.17 放送)

ドラマ『奇皇后』第30回

「玉璽を押しなさい!」

(옥새를 찍으십시요!)

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1.
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=464701

メバク商団から贈られた宝石の中から隠されたナツメが発見され、タナシリはスンニャンの計略通り、印章を奪われ冷宮されることになった。これに対してヨンチョルはタルタルに、自分に政治資金を当てるメバク商団のフクスを捉えてこいとの命令を下した。
フクスはこれを知らず、タルタルの前に連れ出されると、「大丞相に会ったら、何故こんなことをするのか問い質すつもりだ」と大声を張り上げた。しかしタルタルは「事情が厄介になった。大丞相の命を受けて貴方を連れていくが、貴方が大丞相に会って、私たちが困るようになったら」とタルタルは後難をなくすためにフクスを殺すと宣言した。するとフクスは「金五万両を差し上げます。十万両。 我々の首領様に申し上げれば数十万両も差し上げることができる。このまま私を殺したなら、返済できない借金を君が問われるだろう」と懐柔した。 だが、タルタルはこれに何一つ動じることなくフクスを斬ってスンニャンの残した証拠を隠滅した。

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続いてタルタルは捕虜のヨンビスまで斬ろうとしたが、ワンユはヨンビスは自身の捕虜であり殺そうが生かそうが自分が処理することだとタルタルと対抗した。

タルタルはフクスの血を顔に浴びたまま「代わりに問題が生ずれば責任を負わなければならないでしょう」と話してワンユに脅しをかけた。





2.
http://osen.mt.co.kr/article/G1109786231

タナシリは冷宮に幽閉されるため、冠を降ろし、服を脱いだ。そして皇后の印章を箱に収めると、そこへ皇太后とスンニャンがやって来た。皇太后は印象を預かると、更に皇子を預かると言った。

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タナシリは息子まで奪われるとなると「私を殺せ。私の息子を連れていくには、私を殺せ」と大声を張り上げた。見るに耐えない皇太后はタナシリのほおを勢いよく打ち下ろして「しっかりしなさい。何の醜態か。気が狂ったのですか」と一喝した。これを聞くとタナシリは、皇太后を剃髪させた報いなのかと言った。すると皇后は「愚かな母から子供を守ろうとすることだ。 このような母に皇子をどうして任せられるか。因果応報だ」と鋭く言い放った。タナシリはこれに「私の息子を髪の毛一本も損ねるようなことがあれば皇太后でも黙っていない」と絶叫した。

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しかし結局皇太后は皇子を連れて出ていった。タナシリが「赤ちゃん、マハ、赤ちゃん!」と息子と引き離され、泣き叫ぶのを見たスンニャンは「あなたは子供をしばらく奪われたが、私は私の子供を永遠に失った。会いたくても、抱えたくても、叶わない痛みがあなたに解るか。あなたの苦痛など苦痛とは言わない」と独白した





3.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10168254
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=464661

スンニャンの計略に陥って皇居から追い出されることになったタナシリはタンギセに、自分の境遇を理解するならば真犯人を捉えてほしいと頼んだ。そしてタナシリは、証拠がないがスンニャンが真犯人であること、自分が戻って来た時には自分の手で二人を殺してやるとタンギセに話してスンニャンと皇太后に対する復讐心を燃やした。

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タナシリが去ると、苦悩に陥ったタンギセの目にスンニャンが入ってきた。タンギセは直ぐにスンニャンに近付いて二人だけで話したいと言うと、スンニャンは家臣を下がらせた。

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タンギセはスンニャンに「毒入りのナツメが皇后の所から出てくるとは夢にも思わなかった。認めます。才人様の勝利です。私たちが負けました」と言った。これに対し、スンニャンは余裕がある表情で「どうして今回の事件を自身が整えたことだと思うのか」と尋ねると、「才人様が皇居に来る以前は誰もこのように完ぺきでなかった」と答えた。タンギセのを聞いたスンニャンは「全く分からない話だ。もう聞きたくない」と白を切って立ち去ろうとした。するとタンギセは「パク才人がどうして死んだのかご存知ですか」と言った。
スンニャンが立ち止まると、続けて「身の程をわきまえず龍種(皇帝の子ども)を抱いたためだ。それで私が殺した。貴女も同じだ。あえて皇后と対抗するとは。復讐?貴女などが私達を相手できることだとお思いか」と脅しをかけた。

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これを聞いたスンニャンは


勘違いするな。
私はまだ始めていないのだから。

やっと冷宮に追い出したものだけで復讐というと?
私が仲間の遺体を抱きしめて泣いたように
お前も父親と妹の体を抱きしめて血の涙を流すだろう。

それが私の最後の復讐だ

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と冷たく静かに言い放ち、立ち去った。



タナシリは冷宮に送られた。皇太后があてがった幽閉先はもう何年も人が立ち入った形跡のない廃屋で、暖もなく、布団さえもない場所で、十分な食事もないと言うことだった。

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タナシリが冷宮に送られたのを聞いた后宮たちは喜んだ。
内命婦は再び皇太后が取締まることになった。




4.
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201402172227321210

スンニャンは皇太后にはタファンが文字を学び、失語症が完治した事実を打ち明けることにした。
皇太后がタファンのもとを訪れると、スンニャンとタファンが読み書きの勉強にまい進している姿を見て「今、皇上が文を書いていたのか。それでは、夜ごとキ才人を呼んだのは…」と言うと、タファンが「文字を習うためです」と答えた 。

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これを聞いた皇太后は驚いた目でタファンを見て、「皇上、話せるのですか」と尋ねると、タファンは「これはみなキ才人のおかげだ」と話した。タファンの言葉に皇太后はスンニャンを見て、「あなたは福星です。皇室中に大きい福が訪れたのですね」と嬉しそうに話した。しかしスンニャンは「陛下が話せることは外では話さないほうが良いでしょう」と用心深く話した。 そしてタファンがヨンチョルが禅位を計画中だと話すと、スンニャンは続けて、皇后が冷宮へ行ったので、まもなく彼らは本性を表わすでしょう」と話して皇太后とタファンを緊張させた。





5.
毒殺事件の首謀者がスンニャンであったことを知ったタンギセはヨンチョルにこれを伝えた。


キ才人?
今回の毒殺事件がキ才人の策略だと


パク才人が殺された時に九死に一生を得た女です
私達に恨みがあってのことです


キ才人はぺガンが推薦した者ではないか

ですからぺガンを信じてはなりません

一日で彼は私達を裏切るでしょう

ぺガンが私を裏切ると?


そこへタルタルがやって来た。ヨンチョルはタルタルにフクスはどうしたと尋ねると、タルタルは、フクスは連行中に舌を噛んで自害したと話した。これを聞いたヨンチョルはタルタルの目を探る様に見つめ、下がらせた。
タルタルが下がると、タンギセは再びぺガンを放っておくのは危険だと言った。するとヨンチョルは、直ぐにタファンの禅位を発表し、ぺガンがこれにどう動くかで謀反を企んでいるのか分かるだろうと話した。





6.
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=464679

ワンユは皇居のすぐ近くにいたが、自分がスンニャンに会いに行って、スンニャンの未だ癒えない心の傷を開いてしまうことを恐れて、会えずにいた。このワンユの気持ちを察した家臣のパン・シヌは、ワンユに黙ってスンニャンに会いに皇居へ向かった。

スンニャンはプルファからパン・シヌの来訪を聞くと一瞬動揺した様子を見せたが、パン・シヌが部屋に入ってくると関心のない様子を作って見せた。パン・シヌはスンニャンの前に出ると、ワンユが会いたがっていると話し、何処か人目のない所で会えるようにしてほしいと頼んだ。するとスンニャンは、「貴方の前にいるのは皇帝陛下の后宮です。他の男と密かに会えと言うのですか」「行って伝えてください。私に会うことを願われるならば大明殿で皇帝陛下に謁見しろと。二人きりで会うことは絶対に無いでしょう」と冷静にふるまった。

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パン・シヌは「そのように伝えます」と言うと、部屋を出た。スンニャンの思いも寄らぬ冷たい態度に傷付いた様子のパン・シヌに、プルファは「傷心なさらないでください」と言った。しかし、シヌは「才人様に有難いと伝えるように。 本当に近づこうとする人よりも遠ざけようとする人の方がより辛く苦しいでしょう。才人様がわざとこのように冷たく突き放せば、殿下はどんなに気持ちが休まるだろう」と言って涙を見せた。

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7.
パン・シヌからスンニャンの話を聞いた家臣らは、スンニャンはもう以前のスンニャンではないのだと言って、ワンユにスンニャンを忘れるように言った。しかしワンユはスンニャンの言葉を聞いて会わねばならないと考えた。

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ワンユはタファンに謁見を申し出た。スンニャンは失語症のふりをするタファンの代わりに返答するため、タファンに付き添ってワンユに会うことになった。



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ワンユは大明殿に足を踏み入れると、タファンに寄り添い宝座に座るスンニャンが見えた。ワンユはスンニャンを見つめ歩いた。そしてタファンの前に進み出るとタファンに挨拶した。
スンニャンはタファンは未だ話すことができないとワンユに告げた。そして、タファンに、「私を信じてくださるならばワンユ公と二人きりで話し合えるようにしてほしい」と頼んだ。

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8.
タファンの許しを得て、スンニャンとワンユは話の席を持った。

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お元気そうですね


ありがとうございます

ワンユ公


私を恨まれますか



恨みは未練が残っているときにすることです
私の心の中のスンニャンは既に死にました


私を憶えていないでください
ワンユ公の記憶に私がいることも願いません


貴女様は私の思い出したくない思い出です
ただ消したい過去であるだけ、
それ以上の意味はありません
今日のような出会いが二度とないように願います



そう言うとワンユは席を立った。
去ろうとするワンユにスンニャンは



すみません




すみません



と涙をこぼして詫びた。

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ワンユは振り返らず、



謝る必要はありません
私も貴女を捨てたのですから


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貴女を恨んだり嫌う人は私を含め
この世の中に誰もおりません

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こう言うとワンユはスンニャンを振り返り、涙を流すスンニャンを見つめ、


すまないと思うこともやめて
涙を流すこともやめて
堂々とご自分の道をお行きください

私もやはりそうするでしょう
二度と振り返らず、
二度と苦しまず、
二度と後悔しないで
私は自分の道を行くつもりです

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こう言うとワンユは出て行った。

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どうか私を忘れて幸せになってください
これは私が気楽になるための身勝手な願いです
最後に一度の厚かましい願いです

申し訳ありません 殿下

殿下


と呟いて嗚咽した。
ワンユも部屋を出ると佇み、涙を流した。

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(後半へ続く)


ドラマ『奇皇后』第30回 画像・あらすじ(仮) 後半