(2014.1.20 放送)

ドラマ『奇皇后』第23回

「この子は 私のね」

(이 아이를 내가 가지겠네)


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1.
http://star.fnnews.com/news/index.html?no=269331
スンニャンは洞窟の中でたった一人で子供を生んだ。

ワンユはその時、突然落馬して、スンニャン達に何かあったのではないかと不安なり、様子を見にチョンバギを元国へ向かわせた。

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スンニャンは生まれた子供の足の甲に、星の形のように三つの点を見つけ、ワンユが名付けるまで子供を「ピョル(星)」という愛称をつけて呼ぶことにした。スンニャンは何度もピョルと愛おしそうに呼んで眺めた。
しかし、この時すぐ近くまでヨンチョルはスンニャンを追いかけてきていた。スンニャンは子供を連れて走り出した。スンニャンはピョルを背負って、胸にノ尚宮の鏡を抱き、懸命に走ったが崖に追いつめられてしまった。


ヨム・ビョンスと遭遇したスンニャンは、近くにあった木の枝を拾い最後の抵抗をしたが、スンニャンは衰弱していて、多勢相手に勝ち目はなかった。不意にビョンスの部下がスンニャンの背の包みに手を掛けた。そして包みを引いて崖の端に立った。スンニャンは子供を奪われないようにと包みの端を必死に引き寄せた。しかし、ビョンスは、そんなスンニャンの心臓を狙って矢を射った。このはずみでスンニャンはピョルを手放してしまった。スンニャンの抵抗が亡くなり、包みを掴んだ部下はそのまま崖から転落した。スンニャンも矢を受けて倒れ、崖を落ちた。

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ついにスンニャンを殺したことに満足してビョンスは声を上げて笑った。そこへ部下が、ムスリの一人が生き延びて皇居へ戻った事を聞き、タプジャヘがパク氏の遺体を回収するように指示したと聞いて戻って行った。ビョンス達が去るとチョコが現れた。チョコはスンニャンが崖の途中で引っかかっているのを見つけ直ぐに彼女を引き上げた。
ビョンス達はパク氏の遺体を回収し、スンニャンの死体も回収しなければと話しているのを物陰に隠れて様子を見ていたパン・シヌが聞いて泣いた。


タファンはドンマンからパク氏が山賊に遭い、殺されたことを聞いた。パク氏もムスリ達も皆殺されてしまったことをホンダンから聞くと、タファンはヤンイも死んだのかと尋ねた。ホンダンはヤンイも自分と同じように逃げたので、生きているだろうと話した。







2.
http://media.daum.net/entertain/star/newsview?newsid=20140121133911856&srchid
パク氏の遺体だけを収拾して戻ったヨム・ビョンスはタファンに、山賊からパク氏を守ろうとしたと偽った状況を報告した。タファンは自ら皇居を出て状況を確認したいと言ったが、タンギセに止められた。タンギセはこの件は自分に任せなさいと言って下がった。

タファンはゴルタにこの事件の黒幕を知っているであろうスンニャンを捜すように命じた。そしてパク氏の遺体を見ると、何度もすまなかったと詫びて泣いた。

ヨム・ビョンスはタンギセに「今回キツネを捕獲する為に張った罠に山犬がかかった。ずっと探していらっしゃった山犬だ」と伝えた。タンギセはこれを聞いて「スンニャンは
今どこにいるんだ」と反問した。これを聞いてビョンスが「死にました。私が心臓を射ぬいたのです。遺体は崖下に落ちました」と意気揚々と話すと、タンギセはビョンスの首を締めて「活かして連れてこいと、殺すのは私だとそう言ったのに、どうして殺したんだ!」と怒りを表した。

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タファンの命を受けたドンマンはスンニャンを探しに出て、山中でパン・シヌに出会った。そしてスンニャンがヨム・ビョンスによって殺されたこと、この事件の黒幕は皇后であることを聞いた。
ドンマンはこれを直ぐに皇太后に報告した。皇太后はタナシリの残忍なことに驚いた。そしてタファンに「この痛みを忘れてはならない、しかし怒りを表に出してはならない、時が満ちるまで絶対に軽率に動いてはいけない」と伝えるように言った。
その後、パン・シヌはパク・プルファをドンマンに見せた。プルファは生死の峠は越えたが、ヨム・ビョンスの剣を受けて男性器を失ってしまっていた。





3.
チョコに助けられたスンニャンは廃屋で目を覚ました。傍にはチョコがいてノ尚宮がくれた青銅鏡を持っていた。チョコはこの青銅鏡がなかったら矢を受けて死んでいただろうと話した。スンニャンはピョルがいないことに気が付き、「子供は?」と尋ねた。チョコがあの崖から落ちたなら、もう死んでいるだろう答えると、スンニャンは荷物と青銅境を持って外へと出て行った。

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スンニャンはピョルが転落した川べりでピョルを掴んで落ちた怯蒒兵を見つけたが、ピョルを包んでいたスカートの中にピョルの姿はなかった。スンニャンが気がふれたように子供を捜す姿を見て、チョコは子供はもう死んだのだとスンニャンに言い聞かせようとしたが、スンニャンは、「私の子供は生きている。こんな風に死ぬはずがない」と、冷たい川に入って子供を探し、ピョルを呼んで嗚咽した。

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4.
http://tvdaily.mk.co.kr/read.php3?aid=1390224689640849002
タファンはドンマンからスンニャンが死んだという便りを伝え聞いた。タファンが遺体は見つかったのかと聞くと、ドンマンは怯蒒の放った矢を受けて崖から落ちたのだと言った。タファンは山賊ではなく、皇居を守る怯蒒によってスンニャンが殺されたことを知って茫然自失した。

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5.
スンニャンはピョルを包んでいたスカートを抱いて歩いていた。そしてパク氏たちが殺された場所へ戻ると、ノ尚宮のもとに寄り、尚宮の悲しげに見開いた目にそっと触れて瞼を閉じた。チョコはこれは全て怯蒒がしたことだと話した。
スンニャンは尚宮とムスリ達を道脇まで運び、土を掘った。スンニャンは彼女たちは自分と子供を守るために皇居を出て殺されてしまったのだと悲しみ、遺体の上に石を積んで彼女たちを埋葬した。そして全て埋葬し終えると、スンニャンはピョルを包んでいたスカートを墓の上にかけて、自分を労わってくれたノ尚宮やパク氏、ムスリの仲間たちを思い出して、声を上げて泣いた。

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6.
タファンはゴルタに自分を殺してほしいと頼んだ。「自分の愛する者は皆死んでしまった。父もヤンイも。九泉でも良い、ヤンイと一緒にう存分飛び交いたい。だからこのうんざりする命を絶ってくれ」と言うと、ゴルタはできないと答え、「生きてはいられない、でも死ねない、ならばどうすればいいんだ」とタファンは叫ぶようにこう言うと、気を失った。

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タファンは寝室に運ばれ、御医の診断を受けた。御医はタファンは過度のショックによって失語症になってしまったと話した。続けて、意識がぼんやりとしてうまく意思を伝えられないために起こるのだと考えられると話した。ヨンチョルはこれを聞くと皆を下がらせて、寝台に寄って、眠っているタファンに語りかけた。「どうせ皇命は私が下すのだから、貴方が話そうが話すまいが関係ないこと。良い夢をみてゆっくり休まれよ、陛下」と言うと笑った。

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7.
http://www.wowtv.co.kr/newscenter/news/view.asp?bcode=T30001000&artid=A201401210079
http://osen.mt.co.kr/article/G1109765536
タナシリは皇閣寺に留まって仏を供養しながら不妊治療を続けていた。しかしタナシリの身体は華陀(中国漢時代末の伝説の名医)でも治すことはできないと医師は話した。ソ尚宮がこれ以上治療するのも妊娠を偽装するのも止めようとタナシリに言うと、タナシリは生まれたばかりの赤ん坊を捜して来いと尚宮に命じた。タナシリは今後、后宮が増えて彼女たちが身籠り自分の立場を脅かすのを恐れていた。

その後タナシリが仏を供養していると、何処からか赤ん坊の泣く声が聞こえてきた。声を頼りに外へ出ると、尼僧は赤ん坊を抱いていた。その赤ん坊は山の中で死んだ父親が抱いていたのだと聞くと、タナシリは赤子を抱き取った。タナシリは赤子がとても小さいことを尋ねると、赤子は早産で生まれたのだろうと尼僧は答えた。これを聞いて、タナシリはこの子は自分が預かろうと言った。

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子供を抱え部屋に戻ったタナシリは「この子は、私のね」と言い、黒い本音を現わした。これを聞いたソ尚宮は、素性の知れない子供は将来どのように成長するか分からないと言って心配したが、タナシリが、自分を哀れんで仏が送られた子だ、自分がこの子の母親だと言い張り始めた。そしてタナシリは子供の存在を知っている庵の僧侶たちを皆全て殺すように尚宮に指示した。

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8.
スンニャンはチョコに導かれ山中をぼんやりと歩いていた。そこに鷹を描いた旗を掲げた一団が現れた。チョコは急いでスンニャンを連れて木の陰に身を潜めた。そしてスンニャンに、彼らは交易商人で、西の一汗国(現在のイラン)まで行き商いをしていること、彼らは身元不明な人をさらって奴隷として売る、極悪人だと話した。
そして彼らに見つかると厄介だと言って、その場を離れようとしたが、気付かぬうちに背後から近づいていた商団の一味に捕えられてしまった。薬で気を失った二人は商団を率いるフクスの所へ運ばれた。フクスは二人が逃亡者だと判断して、奴隷を移送する籠に載せた。

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9.
高麗ではワンユが集めた交鈔を焼却処分していた。そこへチェ・ムソンがやって来て、王室の国庫にある交渉が偽物であることが噂になっていると伝えた。この噂は開京だけではなく黄州にまで伝わっていて、市廛(生活必需品を売る高麗時代の御用商店)までも混乱していると言った。そして交鈔の価格が以前の三分の一に下がって、交鈔を扱う商人たちは交鈔を換金できずに路頭に迷う有様で、このままだと市場の商人たちは職を失い、暮らしに困るようになるだろうと話した。

ワンユが一体誰がこのような噂を流したのだろうと言うと、ムソンは背後に勢力があるようだと答えた。ワンユは偽交鈔を作った者が高麗に侵入して、この事件を操作しているのではないかと考えた。





10.
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=452821
ワンユが偽交鈔の背後の勢力について調査を始めた頃、ヨンビスは部下に交鈔の買い入れを命じていた。ヨンビスは交鈔の価格は直ぐに数倍に膨らむから出来るだけ多く買い入れるようにと言った。ヨンビスは交鈔の価格変動には元国の関与があって、交鈔の価格操作が行われるのをヨンビスは知っていた。

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かつて西辺境の戦闘でワンユに敗北した突厥族のヨンビスは高麗に辿り着き、高麗の商圏を握って振るほどの勢力を育てていた。自分が計画した計略にワンユが関連付けされることを知ったヨンビスは、「よりによってワンユが、この計画に関わって来るとは本当に意地悪な運命だ」と神妙な笑顔を浮かべた。
 




11.
スンニャンとチョコを捕まえたメバク商団は山を下り、ヨンチョルの屋敷の前で停まった。フクスは屋敷に入り、ヨンチョルに挨拶すると、商団の首領は、吐藩国(現在のチベット)一帯を見て回り、現在は伊利汗国(現在のイラン)にいると話した。

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ヨンチョルはフクスに、この前の金の価格が上がった時には、自分も利を得たと話して、首領に礼を言って欲しいと頼んだ。フクスはこれを請け負い、さらにヨンチョルに首領の頼みを伝えた。首領の要望は高麗に贋交鈔が出回って、交鈔の価格が下落しているので、この交鈔の価格を上げてほしいと言うものだった。ヨンチョルはこの頼みを呑んだ。
そして、近々姪を嫁がせたいと思うのだか良い相手がいないだろうかとフクスに尋ねた。フクスは私の所には珍しい宝も少なくありませんが、さて、どこの子息が御眼鏡に適ったのでしょうかとフクスは反問した。

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するとヨンチョルは高麗王室のワンユだと答えた。





12.
子供を手に入れるため、タナシリはソ尚宮を使って僧侶たちを毒殺した。ソ尚宮は自分たちが寺を発ったら、寺に火を放つように女官のヨナに指示した。タナシリは子供をひそかに後宮へ運び入れるために、子供が泣かないように薬を飲ませて眠らせ、ヨナには分娩に必要な臍帯と胎盤を用意するように指示していた。
タナシリは眠る子供に、後宮に入ればお前は私の子として、この国の太子殿下になるのだよと心の中で語りかけた。

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13.
子供をさらい皇居へ帰るタナシリの一行と、奴隷として売られるスンニャン達を移送するメバク商団が道ですれ違った。スンニャンはタナシリの乗る輿を見つめ、

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タナシリ、
待っていなさい

私がきっとこの手で
お前の四肢を八つ裂きにしてやるから

私の子どもと仲間の血の債務を
血を持って償わせてやる




とタナシリに復讐を誓った。




14.
皇居ではタナシリのお産が始まり、ヨンチョルはタファンを訪れ、タナシリの様子を見に行けと言ったが、タファンは虚ろな顔で寝台に横になったままだった。これを見たヨンチョルは父と言い、子と言い不出来で面白くないと憤慨して帰って行った。

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ヨンチョルが去るとタファンは懐からスンニャンのハンカチを取り出し握りしめて、かつて傷付いた自分を受け止めて労わってくれたスンニャンを思い出して涙を流した。

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15.
タナシリはソ尚宮とヨナに協力させて、出産を偽装した。
ヨンチョルはすっかりこれを信じ、タナシリが皇子を生んだことを労った。タナシリは国の慶事だから大きな宴を開いてほしいと頼んだ。するとタンギセは各行省に知らせて、行商の要人を集めようと請け負った。
そしてタナシリはヨンチョルに子供の名づけを頼んだ。ヨンチョルは仏教用語で雄壮偉大を表すマハ(마하:摩訶)と名付けた。そして名にふさわしい優れた皇帝になるようにと子供に語りかけた。

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16.
高麗には交鈔の価格を上げるためにヨンチョルが送った勅書が届いた。勅書を公布しようとする父をワンユは止めた。



勅書を交付してはいけません
商人たちは交鈔を安売りして何とか商圏を守っているのです。

もし今交鈔の価格が銀瓶3つの価格となれば
彼らの商いは回復困難な窮地へ陥ります

数年前の交鈔も、偽交鈔で価格が下落し、
その時も元国は交鈔の価格を上げるように言いました。
そして国庫は大きな損失を受けた



ワンユの話を聞いた父は元国が今回の事件を背後で操作しているのかと思い至り、ワンユに尋ねた。ワンユは今、交鈔を買い集める人物を追跡していると話し、そして勅書の発表はもう数日待ってほしいと改めて頼んだ。



元国から勅令が発布された今、交鈔を管理するヨンビス達は時を待つだけで良かった。ヨンビスは部下に、勅書が公布されたら、直ぐに交鈔を手放して、高麗人参を買い集めるように指示した。そして、「ワンユ、この前は私が負けたが、今回は違う。私の勝ちだ」と呟いて笑みを浮かべた。

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17.
ワンユにスンニャンの死が伝えられた。
ワンユはただ一人戻ってきたパン・シヌに何故一人なのかと尋ねた。パン・シヌは泣き崩れ、応えられずにいると、ムソンがスンニャンが死んだことを話した。パン・シヌは、スンニャンは胸に矢を受けて崖から落ちた。これは皇后の差金だと伝えると、ワンユは無言で自室へと入った。

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ワンユは元国を離れる前にスンニャンと過ごした時を思い出した。
二人は夜空の星に願い事をしていた。


何を願ったんだ

早く殿下が復位できるように願いました

それだけか

殿下が戻られたら、その時に言います
それで、殿下は何を願ったのですか

私が願ったのは、お前とずっと一緒にいられるようにだ
一緒に生きて、同じときに死ねるなら、
死んでも傍にいられる
そう願った


私も同じです

本当か

はい。
生きている時も、死を迎える時も
ずっと殿下の傍にいたい。
私はこう願いました

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記憶の中でワンユを想うスンニャンの姿に、ワンユは嗚咽して、スンニャンの名を呼んだ。

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18.
スンニャンとチョコはフクスに奴隷価値を査定されていた。フクスはスンニャンのを観て、この面相は誠に凄い。極めて高貴な類型に属すものがある。と言って、スンニャンに回って後ろ姿も見せるように命じた。

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これを聞いたスンニャンは、


私は高麗人だ
お前たちが好き勝手に捕まえ、売る権利はない


好き勝手だと?
私達は法を犯した罪人を捕えるだけ


私を罪人にするな
一緒に来た多くの者は罪のない者だろう


生きていても誰も彼らを捜しはしない。
これが罪だ
貧しいこと、間違って生まれてきたこと、
無力な国に生まれたことから捨てられたのだ
これは最も恐ろしい罪なのだ。
この世で役に立たない罪だ。

高麗人と言ったのか
何とも役に立たない。
国がお前たちを捨てたのだ

それ程金が好きならば、お前にやろう
しかしそのために人に会わねばならない

今すぐに出せ
どうした、無いのか?
目の前にある金以外、私は何も信じない


そういうとフクスはスンニャンを連れて行くように指示した。
スンニャンは悔し涙を流し、「私は絶対にお前の卑劣な顔を忘れない」と言った。
フクスはスンニャンの値段を決めず、スンニャンを欲しいという者に高値で売ることを決めた。





19.
牢屋に閉じ込められたスンニャンは身体を横たえ休もうとしたが、ノ尚宮の残した青銅鏡の割れ目から布が出ているのを発見した。鏡をはがしたスンニャンは布切れの中に明宗皇帝が残した血書を見つけて驚いた。

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