(2013.12.2 放送)

ドラマ『奇皇后』第11回 「私を嘲笑いに来たのか?」

20131202221819_529c889b8daf8_1





1.

キ・スンニャンはタナシリから謎の薬を渡され、パク氏に食べさせろとの隠密な命令を受けた。スンニャンは「毒ならば皇后様が災いを被ることもありうる」と用心深い姿を見せたが、タナシリは芫花から取った薬で胎児にのみ致命的なものだと説明した。

20131202004632_0

タナシリはスンニャンにこれを正しく遂行すれば皇宮外で自由に暮らせるように身分を保障する文書を渡すと約束した。しかし、もし失敗すれば死体で皇宮外に出て行くようになるだろうと重ねて脅迫した。





2.
http://xportsnews.hankyung.com/?ac=article_view&entry_id=395120
http://osen.mt.co.kr/article/G1109737178

タファンはスンニャンを探すために密かに高麗へ人を送った後、スンニャンが女性かも知れないという考えに浸った。タファンは「スンニャンが女? 違う。 私より弓も乗馬も優れている。私が女に負けたわけがない」と考えた。しかし、続けて「スンニャンが女性の服を着たなら」と女性の格好で舞いながら微笑むスンニャンを想像して「美しい。 とても美しい」と笑い出した。

T5iImmKwcSr51bj1386295812_1386295831
nPbmxnBHRRyKFDL1386296301_1386296323
c_5peT_A04upopb1386295701_1386295732
T5iImmKwcSr51bj1386295812_1386295855

その時偶然に、橋の上で雪が降るのをぼうっと眺めるスンニャンを発見した。タファンはスンニャンに近づき無意識にスンニャンの肩に手をかけようと腕を伸ばした。しかし、スンニャンはそれに気付かず、「会いたいです。何処にいらっしゃるのですか」と呟きワンユを想っていた。それを聞いたタファンは「誰を想っているのだ」「何故答えない。まさか思いを寄せる男でもいるのか?」と執拗に追及した。

PvsiHUHOG3I5QPg1386296202_1386296251
empress_photo131202142549imbcdrama2
nPbmxnBHRRyKFDL1386296301_1386296358
Z_bk2y85Qc26YTh1386295873_1386295957
c_5peT_A04upopb1386295701_1386295790
nPbmxnBHRRyKFDL1386296301_1386296386

この言葉にスンニャンは慌てて「違います。 そうしたことではありません」と言った。そしてタファンを追いかけてきた宦官達がやってくると、その場を去った。





3.
http://osen.mt.co.kr/article/G1109737176
http://xportsnews.hankyung.com/?ac=article_view&entry_id=395124

つわりで苦しむパク氏の背中を優しく叩いてあげるタファンの姿を目撃したタナシリは「私のせいにしないでください。私を鬼にしたのは陛下のせいです」と独白して不気味な嫉妬心を現わした。

201312022235776568_529c8fee1351c

タナシリはわざわざパク氏に親しい姿を見せて、一日に一度は談笑して軽食を楽しもうと提案した。しかし、タナシリの真の目的は、パク氏が自分の目の前で薬剤を口にすることだった。タナシリはスンニャンに、「菓子はお前が用意する良いだろう」と提案し、スンニャンはパク氏が食べる軽食に薬剤を入れるように命じた。

2013120300280896_1_rstarbes
xZ7FGgceNxTvQYP1386297145_1386297196
VtZGs9HV28KL9_f1386297221_1386297293
xZ7FGgceNxTvQYP1386297145_1386297169

タナシリとの軽食を終えると、スンニャンは不安になっているパク氏に「これからが大変です。 皇后は確かに菓子に薬剤が入っているかを確認することでしょう。 確かな証拠が無い以上、皇后を謀略したという寃罪をこうむることもあるでしょう」と、今後に備えた。これに対しパク氏はありがたいと笑って礼を言った。するとスンニャンは、「先日、私の罪を見過ごしてくださったことに対する報いであるだけです」とぶっきらぼうに答えた。





4.
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201312030918313210

ワンユは元国軍と突厥族戦いの中で、才覚ある計画で元国と突厥族の両方を制してシルクロードを掌握しようと考えていた。ワンユは先に突厥族に人を送って信頼を得るようにした。

131202_223602065

ぺガンは突厥族の陣営を探るように派遣した偵察隊が戻ると、突厥討伐の作戦を練った。突厥陣地に攻め込む日は二日後の寅の刻と決まった。

ワンユは早速、突厥陣営に潜入しているパン・シヌらに日程を伝えようとチェ・ムソンと話しているのをヨム・ビョンスが聞き付け、ぺガンに伝えた。ぺガンはワンユが突厥族と内通している疑いを抱いたが、ワンユは突厥族に送っているシヌらと直接会わず、松明で日程を知らせたことで疑いから抜け出すことができた。

20131202230906949





5.
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=431088

タファンはあのムスリがスンニャンならば何故正体を隠すのか、自分を恨んでいるのだろうかと考えた。そして中々スンニャンの消息が確認できないことに痺れをきたして、自らムスリを確かめることにした。


image_readtop_2013_1220395_13859920561129526

タファンはスンニャンを呼んだ。 タファンは茶を淹れるスンニャンを注意深く確認した。そしてふと、「何故私を見ないのだ。私といるのが嫌だからか」と尋ねた。するとスンニャンは「むやみに龍顔を拝見してはならないと言うのがムスリの法度です」と答えた。これに対しタファンは「本当にそれだけの理由なのか。 頭を上げなさい。皇命だ」と命じた。スンニャンはやむを得ずタファンを見つめた。タファンはスンニャンと目が合うとすぐに慌て、目を逸らした。そして「どうしてこんなに慌てるのだ」と自問した。そしてスンニャンを下がらせた。

20131202_1385993100_35250300_1

ゴルタはその様子を見て、何故尋ねずに帰したのですかと問うと、タファンはこれはそんなに簡単なことではないのだと言った。タファンは尋ねるのが怖かった。

一方、スンニャンもタファンの事を考えていた。
「私を見る目つきがおかしい」と今までと違う様子が気になったが、「駄目だ。もしばれてしまったら、面倒なことになるのだから」と直ぐに思い直した。





6.
http://xportsnews.hankyung.com/?ac=article_view&entry_id=395130
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201312022249441710

タナシリは再びスンニャンを呼んで、甘草を渡した。タナシリはパク氏のからだに薬剤の毒性が積もる時を待って、つわりを沈める煎薬に薬剤を入れろと指示した。甘草を芫花と併用すると更に毒性が高まるから、煎じて飲ませるようにと命じた。

20131202_1385992339_50642600_1

タンギセはタナシリの密命を受けたスンニャンが部屋を出ていくところを偶然目にした。
そして、「スンニャンが自分達を助けるはずがない」と考え、ムスリのヨナを呼び出した。
タンギセはヨナに、「お前の夢は何だ?」と尋ねた。ヨナは目を光らせ「ムスリの身分から脱して女官になることです」と正直に告げた。タンギセは「欲が小さいんだな。 尚宮程度にはならなくちゃだろう?それ以上にも上がることができる。この薬をパク氏に飲ませなさい」と言って薬剤を渡し、パク氏の子供を殺すように命じた。

1385992562_614216

ヨナはムスリの身分から出て尚宮になれると思うと、すぐにパク氏が食べる餃子の中に薬剤を混ぜた。スンニャンは何も知らないまま一緒に餃子を運び、パク氏は餃子のスープを食べた。その後パク氏は薬の効果でしばしば尿意を訴えた。そこへドンマンがやって来て、昼間後宮内でタンギセの姿を見たから、気を付けるようにと言った。スンニャンはタンギセがタナシリとは別に事を整えたことを直感した。






7.

ワンユは敵に作戦を知らせてぺガンの率いる元国の軍隊を敗北させ、彼は高麗流民と生きる道を図る考えだった。ヨンビスの突厥陣営に投降したパン・シヌはぺガン将軍の作戦をすべて教えた。一方、ぺガンは高麗流民の部隊を餌として突厥族軍の主力の視線を向けて、その隙に突厥の陣地を占領するつもりだった。突厥族の陣営に攻め込む時がやって来た。出陣前に祈りをささげるぺガンを見て、ワンユはシルクロードはぺガンには渡さないと心の中で誓った。

突厥族の陣営ではパン・シヌが元国軍が今夜総攻撃をかけて来るだろうとヨンビスに伝えた。そして寅の刻になり、ワンユ達の部隊が突厥陣地に攻め込んできた。ぺガンの計画通り、ワンユらは突厥族を陣地からおびき出した。

131202_230402165

ワンユの計画は全て順調のようだったが、ぺガンは一枚上手だった。突厥陣地の前で「突厥族の陣地は兵士があまりにも多い。ぺガン将軍一人では門を開くことができない」とビョンスは引き止めた。ぺガンはそれを鼻で笑うと何かを取り出した。それはバートルの仮面だった。ぺガンはバートルと同じ仮面をかぶって自分の兵士に追われるふりをした。突厥族はそれを見て、自分達の将軍が追われていると思ってすぐに陣地のドアを開けた。ぺガンは、一滴の血も流さずに突厥陣地を占領することができた。これは、すべてぺガンの右腕タルタル将軍の計略だった。





8.
http://star.fnnews.com/news/index.html?no=255882

20131202230037_529c92854b568_1

タナシリと皇宮のパク氏が茶会をしているところに皇太后が現れた。皇太后は「もう茶会は止めてください。 パク氏のつわりがとても激しいのだから」と言ってタナシリを制止したが、タナシリは「私にはつわりより胎教がさらに重要です。 母と呼ぶ人の声を腹中から聞かなくては」と対抗した。この言葉に皇太后はあきれたが、タナシリはパク氏に再び高麗餅を食べなさい強要して、パク氏は高麗餅を食べようとしたがつわりがやってきた。これを見て皇太后は「つわりがもっとひどくなったようです。 顔の青白いのをごらんなさい。もう茶会は終わりです」と言って茶会を終わらせた。タナシリは皇太后とパク氏に冷たい微笑を向けて去った。

KZEqAJSgkOlBKmS1386298867_1386298897

タンギセはタナシリの許を訪れると、タナシリにパク氏の流産が確認されたら、すぐに妊娠を偽装をしたという噂を流しなさいと述べた。 これに対して意味深長な微笑を浮かべたタナシリは「皇太后もその大逆罪の咎を免れることはできないだろう」と言って、今回のことでパク氏と共に背後にいる皇太后まで取り除く算段であることを表わした。

スンニャンはつわりがひどくなったパク氏に薬湯を運んだ。パク氏がそれを飲むと、ヨナは密かに微笑んだ。それを見たスンニャンは自分の知らぬ所で事が進んでいることに気付いた。





9.
http://file.mk.co.kr/meet/neds/2013/12/image_readtop_2013_1225153_13860629141130820.jpg

タファンはゴルタからスンニャンの消息を伝え聞いた。ゴルタは「女官の噂をたよりに捜した結果、ヤンというムスリが本来はキ・スンニャンという男だったそうです」とタファンに伝えた。

uofcygjPonVTA0c1386300169_1386300195

 これを聞いたタファンは驚きを隠すことができなかった。「どうして男性に女性が変身するんだ」と問い直すと、ゴルタは「スンニャンは元国に連れられて来る間、廃位された高麗王を命を賭けて守ったそうです。その後に、女に変わったそうです」と説明した。そして本人に事情を聞くことをタファンに提案すると、タファンは「必要ない。今後は彼女に関して、関心を断つつもりだ」と怒った。

VLJCfp6wqIJM55b1386300448_1386300470
g4lAkkYzlTCodAR1386300569_1386300593

タファンはスンニャンが自分を知らないふりをしたのが空しく、涙を隠すことができなくて、「私を知らないふりをした者だ。 今後私がその者を先に探すことは絶対にないだろう」と言ったが、言葉とは異なり、直ぐにスンニャンを自ら探しに走った。

uofcygjPonVTA0c1386300169_1386300232

2013120223155004108_1

そして、スンニャンを見つけると、怒りと空しさを押さえて、「ヤン、お前…」とスンニャンに問いかけようとした。

VLJCfp6wqIJM55b1386300448_1386300505
Z_bk2y85Qc26YTh1386295873_1386296019






*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜



感想、関連記事は 後記事にて…