(2014.4.22 放送)

ドラマ『奇皇后』第49回

夜が明け次第、離れなさい!

(날이 밝는대로 떠나거라!)

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1.
http://star.mt.co.kr/view/stview.php?no=2014042222284237341&outlink=2&SVEC

タファンはぺガンの葬儀を行うと、「大丞相を殺す前になぜ私に相談しなかった。なぜ独断で事を進めたのだ」とスンニャンを問い質した。スンニャンは「大丞相は陛下を利用して暴政を行っていました」と答えて、ぺガンを殺した理由を説明した。

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しかしスンニャンの話にタファンは同意しなかった。タファンは「大丞相はこの国を正そうとした。そなたは権力欲に捕われて、最も忠誠あふれる友を殺した」と言うと、「席藁待罪をしなさい。大丞相を殺した罪を悔いて、私に許しを請いなさい」と命じた。

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2.
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201404222208093210

席藁待罪をすることになったスンニャンを探したタルタルは「大丞相は私が殺したのです。貴妃様が受ける罰ではありません」と話して、スンニャンの席藁待罪を止めようとしたが、スンニャンは「これは陛下と私の問題です。 手出しは無用です」と答えた。

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タルタルはぺガンが持っていた帳簿を見せて、ぺガンは元国の大半の姓氏の民を殺そうと計画していた事を明らかにし、「これが私を育てた叔父上を自らの手で殺すほかはなかった理由です。これを陛下にお見せするつもりです」と話した。


スンニャンはこれに「操作をすればかえって師父様が災いを被ることになるでしょう。師父様が怪我なさるのを私も願いません。陛下のために、国のためにすることが多いためです。私が解決することです。そうすべきなのです」と話してタルタルを庇った。タルタルはスンニャンの話に涙を見せた。

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3.
http://star.fnnews.com/news/index.html?no=294238

タファンは席藁待罪をするスンニャンを見に出た。しかしスンニャンは許しを請うてはいなかった。タファンが席藁待罪をしない理由を尋ねると、スンニャンは「天に誓って臣妾は過ちを犯してはいません。ですから許しを請う必要はありません。この席から免れようと偽りを告げることはできません」とタファンに対抗した。

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これにタファンは怒りを露わにして「貴妃に同情する者は同じように罪を問うだろう」と言って、スンニャン一人をその場に残して皆を下がらせた。

夜が更けると、タファンは再びスンニャンの元へやって来て、「夜が明け次第、そなたに従う高麗人らと皇居を離れなさい。感業寺で毎日百回の竹篦(しっぺい)を受けなければならない。その間、そなたの罪を一つずつ告げなさい。罪を悔いなければ感業寺の鬼になってもこの皇居に足を踏み入れることはできないだろう」と命じた。

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タファンが去るとスンニャンは涙をこぼした。タファンは大明殿へ戻ると「今回だけは絶対に曲げないだろう」と自身に念を押した。

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ゴルタはこのようすに「貴妃まで離れれば皇帝には誰もいなくなる。この国が皇帝のことならば皇帝の主人は私だ」と部下に話した。
すると部下が、市街に突然大量の食糧が出回る奇妙な事が起きているとゴルタに伝えた。食料不足の年が続き食料価格は値上がりしており、商人たちは食糧を溜めこんで、少しずつ高値で売り出している状況で、これは奇妙なことだった。しかしゴルタは状況を静観することにし、原因の調査をすることはなかった。


市街に出回った大量の食糧はワンユがメバク商団の首領に扮し、交鈔と交換するようにと指示したものだった。市街の様子を見に出たワンユらは民が商人の荷を襲い、食料を奪い取る光景を眺めた。食糧は出回ったが、貧しい民には買うことができなかった。ワンユが食糧の価格を尋ねると、一斗で交鈔二枚半の価格だと部下が答え、買い入れるかと聞いた。ワンユは今は未だ時期ではない。もうしばらく待つのだと答えた。

そこへマクセンがスンニャンが感業寺へ送られると言うのを伝え聞いて、ワンユに報告した。





4.
http://tenasia.hankyung.com/archives/245796
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=493292

スンニャンは感業寺へ発つ前にタファンの元へ挨拶に向かったが、タファンは苦しさに酒を煽っていて、スンニャンの挨拶を受けなかった。

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皇太后は、簡素な服を着るスンニャンを眺め、「堂々とした勢いはどこへ行って、これはどうした格好なのか。者ほどをわきまえるべきだったのだ。境遇も考えずむやみに暴れるからこの有様になった」と嘲笑した。

これに対し、スンニャンは「本当に陛下のためならば権力に対する貪欲を捨ててください。陛下を利用されようとする考えをお止めになるということです」と警告した。

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皇太后は「身の回りのことでも上手にやりなさい。感業寺にいる間にそなたがバヤンにしたように毒薬が下されるかも知れないのだから」と受け返した。





5.
http://star.mt.co.kr/view/stview.php?no=2014042222494342840&outlink=2&SVEC

スンニャンとぺガンを失ったタファンは日増しに荒れていった。タファンは大殿に官吏達を集めると、スンニャンとぺガン、皇太后に従った臣下を一人一人名指しして「もうぺガンも貴妃もいない。ならば誰に忠誠を誓うのだ」と皮肉った。

続けて、「私に命を捧げることができる者は底にひれ伏しなさい。もしひれ伏さないならば忠誠を誓えない罪でこの刀でみな殺すつもりだ」と脅迫して恐怖政治を始めた。

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これに対しタルタルを除いた臣下は恐れに震えて床にひれ伏した。一人跪かなかったタルタルは「ひれ伏すことが忠誠ならば四肢を切り出すこともある。だが、今の陛下の姿には忠誠を誓うことはできない」と話した。

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タファンはタルタルの上げた忠言に大きい衝撃を受けたように床にひれ伏した臣下達に、「タルタルのように正しい声も上げられない卑怯者たちよ。この前までは貴妃に忠誠を尽くした輩が、もう私の刃が恐ろしくてを使い古した履物のように捨てたのだ」と叫んで、「この渡り鳥のような奸臣輩をみな殺して消してやる」と刀を振り回した。

そこへ皇太后が騒ぎを聞きつけ大殿に入って来た。するとタファンは自身を止めようとする皇太后に「太后様もひれ伏してください。床にひれ伏すのです。私に忠誠を誓ってください」と言った。皇太后がタファンの様子に戸惑っていると「どうしたのです?太后様は私の臣下ではありませんか?私の民ではないのですか?」と皮肉った。

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皇太后はゴルタにタファンを寝所へ連れて行くように命じた。





6.
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201404222233211710
http://tvdaily.asiae.co.kr/read.php3?aid=1398174400688016002

タファンの荒れた姿を目撃した皇太后は「皇上の聡気が曇った。アユを太子から押し出して新しい後嗣を見る絶好の機会だ」と言うと気味悪く笑った。

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一方、ゴルタもまた眠りついたタファンの手を取ると、「こんな日を私がどれほど待ちわびていたか、お分かりになりますか。これからは陛下の威勢を私が使う。これまで献身して仕えてきたのですから、これぐらいは構わないでしょう」と囁いてタファンを利用する計画に没頭した。

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翌朝タファンが目を覚まし、頭痛を訴えるとゴルタは二日酔いに効果のある木瓜茶をタファンに差し出した。ゴルタはタファンが目覚める前に、茶中に薬のような粉末を混ぜていた。





7.
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=493277
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201404222243321710

タルタルがタファンに謁見を申し出た。タルタルはタファンにぺガンが持っていた名簿を渡し、「大丞相は漢族の姓氏を持つ国民らを全て抹殺する計画を立てていました」とタファンに話した。そして、もう一冊帳簿を渡すと、「また、これは叔父上とメバク商団との取り引き文書です。叔父上は彼らに統治資金を受けることにして異民族の商団を弾圧したのです。陛下、この国の市廛はメバク商団によって占められていて、国民らの膏血を吸い込んでいます。メバク商団を抜本的に根絶して厳しく治めなければなければなりません」と告げた。

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タファンはタルタルの話を信じて重要な任務をおろそうとした。しかしタルタルは「すべての官職から退きます。大義のためだとは言え、叔父を殺す非人間的な事を犯したのです。どうして皇居で贅沢を享受できましょうか。田舎で学問の勉強にまい進しようと思います」と、タファンの要請を辞退した。
 

タファンがこれに「そなたまでも私から去るのだな」と失意を表すと、タルタルは「貴妃様をお呼び下さい。その方はただ陛下の為だけを考えていらっしゃいます。本当に忠誠を尽くす者をお求めであるならば、必ず貴妃様がそばになければなりません」と最後の忠言を上げて、皇居を去った。

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タルタルの話を聞き、タファンの決意は揺れた。タファンは密かに感業寺を訪れ、スンニャンが百回の竹篦を受ける姿を見守った。

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8.
http://www.sportsworldi.com/Articles/EntCulture/Article.asp?aid=20140423020779&subctg1=05&subctg2=00&OutUrl=daum

先立ってワンユはメバク商団に潜入するため、仮面を利用して商団の首領に扮し、商団の支部の行首達に食糧を売り払わせた。食糧か市街に大量に出回ると、価格は次第に下がっていった。ワンユはぺガンに弾圧された異民族商団の商人達を集め、偽交鈔を発行し、以前の三分の一の価格に下がった食糧を買い入れるように指示した。

ゴルタは市街に大量に出回っている食糧が、自身の商団のものであったことを知り激怒した。ゴルタは直ぐに再び食糧を買い入れろと指示した。
ヨム・ビョンス達が市街に食糧の買い入れに向かうと、食糧は既にすっかり買い占められていた。買い占めた者達には頬に「非」の烙印があったということから、異民族商団であることが分かったが、金の出処など不可解なことがあった。

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ヨム・ビョンスとモチャムの会話を物陰でタルタルと部下が聴いていた。

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どう考えても異民族商団の仕業とは思えない

では、一体誰が食糧を買い占めたのです?

唯一顔に烙印の無い異民族商団だ
燕京にワンユが来たのだ

市場の全てを捜索してでも
ワンユを捜しださねばならない


タルタルはこの一件をワンユが捜査していることを見破って、部下にワンユの捜索を指示した。


タンギセは新しく着任した怯蒒隊長を呼び出し黄金を与えて、怯蒒に自身の部下を潜り込ませた。
ゴルタは自分に成りすましている者が事を起こしていることを知り、密かに調査を始めた。





9.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10179141 

タファンはスンニャンの姿を忘却することができなかった。気晴らしに庭を散策すると至る所でスンニャンと過ごした時を思い出した。

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夜が更けるとタファンは再び感業寺を訪れた。タファンはゴルタに感業寺にに行く理由をスンニャンにより厳しい罰を下ろす為だと話したが、スンニャンを見つけると彼の心は揺れ始めた。

タファンは竹篦を受けるスンニャンの姿を努めて冷ややかに眺め、背を向けようとした時、スンニャンの口から切実な祈りが流れ出た。スンニャンは「陛下が聖君となりますように。陛下の玉体が康寧になりますように」と切実に祈った。これを聞いたタファンは直ぐにスンニャンに駆け寄ろうとしたが、祈祷中は妨害するなとスンニャンが頼んだというドンマンの話を聞いて感情を押さえ込んだ。


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竹篦を受け終えて部屋に戻ったスンニャンが寝台に腰掛けていると、タファンが入って来た。スンニャンはこれをホンダンだと思い振り向かなかった。

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しかし肩の傷に薬を塗る手が彼女のものではないと気付いたスンニャンが振り返ろうとすると、タファンがじっとしていなさいと言った。薬を塗り終えると、タファンはスンニャンを背後から抱きしめて、一緒に皇居へ戻ろうと提案した。

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しかし、スンニャンは「陛下とアユのために仏様に祈祷をしているところです。まだ終わりませんので、陛下は皇居にお帰りください」と断った。これにタファンは「これ以上断るな。今回が私がそなたを許す最後かも知れない」と言って切ない心を表わし、スンニャンは涙を流した。

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10.
http://www.mydaily.co.kr/new_yk/html/read.php?newsid=201404230452171114&ext=da

スンニャンは皇居に戻った。
皇居の門をくぐると、后宮達がスンニャンを迎えた。アユシリダラはスンニャンの駆け寄って抱きつくと、寂しかったと訴えた。

スンニャンが笑顔で再び皇居へ戻って来たのを見た皇太后は「皇居内に平和が訪れると思った矢先に、あの妖物がこうも早く戻ってくるとは」と悔しげに言った。これに「貴妃の側近は官職を全部削奪された状態でございます。勢いは以前のようにはないはずです」と言うチャン侍郎に、皇太后は「次回に出宮する時には死体になって出ていくようにするつもりだ」と歯ぎしりした。

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11.
異民族集団が各行省の食糧庫を全て満たすと、次にワンユは偽交鈔をばらまくように各行省の商人に命じた。そして偽交鈔をばら撒いたら直ぐに偽交鈔が出回っていると皆に知らせるように指示した。
そこへチョム・バキが、タルタルがワンユに面会を求めていると伝えに入って来た。





12.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10179150

スンニャンは還宮すると、タファンに徽政院帳簿をはじめとして軍事資料、メバク商団の情報について書かれた資料を渡し、「陛下が熟知すれば軍部を掌握するのに助けになり、メバク商団を探して税金を払わせれば国家財政の大きな助けになるでしょう」と助言した。タファンは資料を自身に渡す理由は何かと尋ねた。これにスンニャンは「大丞相との戦いは私とアユを守るためでした。 もう私にはこれ以上、権力は不要なのです。陛下が持ってこそ当然なものです」と意向を明らかにした。

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さらにスンニャンは「私はもう陛下を補助して太子を教育するのに精を尽くします」とタファンに話した。タファンはスンニャンの手を握ると「すまなかった。私が愚かで貴妃の真心をそこまで悟ることができなかった。すまなかった。ヤンイ」と謝罪を伝えた。

スンニャンはこれに「もしすまないとお思いならば、私がお願いを差し上げてもかまわないでしょうか」と尋ねた。タファンが何でも話してみなさいと笑顔で応じると、スンニャンは「無病長寿なさってください。陛下が病気になられれば、私は黙って見ていられなくなります。ですからお酒を控え健康でいらしてください」と頼んで彼に向かった心を表わした。タファンはスンニャンの言葉に感動し、約束すると答えた。

スンニャンは続けてもう一つお願いがあると話すと、タファンはスンニャンの意に任せると答えた。



二人の和解によって、自身の計画が破たんするのを避けるためにゴルタはスンニャンを自ら葬ることを決意した。

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そこへ部下が市場に大量の偽交鈔が出回り、交鈔の価格が下落していると伝えた。ゴルタはこの知らせに歯軋りし、自分に成りすまし損害を与えた者の身元を明らかにしなければと、ワンユへの報復を予見させた。






13.

http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=493277

スンニャンはタファンにタルタルを大丞相に冊封するように求めた。タファンはこれを承諾したが、タルタルは固辞していた。そこでスンニャンは直接タルタルを訪ねて行って「師父様が大丞相を引き受けなければなりません。その要職をヨンチョルとぺガンが占めたことがこの国の不幸だったのです」と話してタルタルが大丞相となることを求めた。

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スンニャンが席を立とうとすると、タルタルは国中に偽交鈔出回っていることを伝えた。

スンニャンはこれを聞いて皇居へ戻ると直ぐにタファンに報告した。そしてこの機に貨幣を改革することを提案した。現在の交鈔を全て処分し、銀瓶を国家で発行しようというものだった。スンニャンは「陛下、皇帝の権威は貴族によってではなく、民心によって得られるのです」と話し、タファンはこれを承諾した。





14.
http://star.mt.co.kr/view/stview.php?no=2014042223182477705&outlink=2&SVEC

タファンは大殿に官吏を集めて貨幣を改革すると宣言した。スンニャンの求めに応じたタルタルが大丞相の職に就き勅旨を読み上げた。

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タファンは続けて、「貴妃をこの国の正室皇后として迎える」と宣言した。皇太后はこれを聞くと直ぐに不服の声を上げたが、タファンは「太后様の許諾は不要だ」と抗議を一蹴した。

タファンはスンニャンに「貴妃、私の意を受け継ぐだろうか。この国の国母となるのを受諾するか」と尋ねた。スンニャンは手にあまった感情を取りまとめると、「恐悦至極に存じます。陛下」と言葉を返し、涙を落とした。

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スンニャンが受託すると、皇太后はその場に崩れた。殿内はスンニャンの皇后昇進を祝う声に包まれた。

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15.
http://www.sportsworldi.com/Articles/EntCulture/Article.asp?aid=20140423020779&subctg1=05&subctg2=00&OutUrl=daum

貨幣改革によってメバク商団は破滅の危機に陥った。ワンユはこれまでにかき集めた食糧を皇居に送って国民を救済するように支援した。スンニャンとタファンは皇居に運ばれた大量の食糧を誰が送ったのも分からないまま喜んだ。

スンニャンはタルタルに食糧の送り主に思い当りがあるかと尋ねた。タルタルはこれに、「いずれお話しする」と答えた。「今言えない理由があるのですか」とスンニャンが更に尋ねると、タルタルはスンニャンを見つめ、「時が来れば、皆分かるでしょう」と告げた。





16.
http://www.mydaily.co.kr/new_yk/html/read.php?newsid=201404230453391116&ext=da 

ワンユの計略によって、危機に瀕したゴルタはヨム・ビョンスとモチャムを呼び入れた。そして「私をよく見るのだ」と言うと仮面を外して、ビョンスとモチャムを腰を抜かすほどに驚かせた。

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ゴルタは続けて「私の顔を見た人は二つのうち一つ。死ぬか、私の右腕になるかだ」と威嚇すると、二人は「助けてくださいませ。すべて仰る通りにいたします」とゴルタに服従を誓った。ゴルタはこれに「メバク全体を揺るがす奴等がいる。そいつを殺せ」と指示した。 





17.
http://star.fnnews.com/news/index.html?no=294251

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ソ尚宮はタンギセにマハがスンニャンとワンユの子供であることを暴露した。これに対しタンギセはメバクの首領と手を組んで、タファンのまたいとこであるパルラチョモカ(발라첩목아)を新皇帝にする計画を立てた。

タンギセはメバクの首領に面会を求め、仮面を外して貴妃側に付く者でないことを確認すると、自身の計画を話した。パルラチョモカは贅沢を好み虚栄心が強い人物で傀儡皇帝に相応しいと話し、続けてタファンとスンニャン、アユルシリダラを自身のの腹心がいる怯蒒を使って暗殺する計画を話した。





18.
タファンはスンニャンと共に民に食糧を配給するのを見に出かけた。民は列をなして米を受け取り笑顔を見せた。スンニャンはこれを眺め、「陛下、世の中で一番安全な倉は何処にあるか、ご存知ですか」とタファンに尋ねた。スンニャンは続けて「それは民にあります。民心に与える財は、より大きな幸福となって戻ってまいります」と話した。タファンはこれに頷いた。

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民はタファンに感謝して「皇帝陛下、万歳」と口々に叫んだ。





19.
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201404222310211710

国民に食糧を配給して皇居に戻るタファンとスンニャン一行の前に、タンギセが現れた。タンギセの指示でタファン達に付従っていた怯蒒が刀を抜き、家臣達を斬り始めた。

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スンニャン達の前に立ったタンギセは覆面を取り、「長かった争いを終わらせる時が来た」と言うと、攻撃を支持した。しかし、その時、タンギセの計画を知っていたワンユが現れ、スンニャンとタファンを救うために応戦した。

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スンニャンはタンギセに向かって弓弦を引いた。タンギセはスンニャンの矢を受けると、スンニャンに向き直り彼女の方へ進み出そうとしたが、背後からワンユの刀を受けてその場に倒れた。スンニャンはタンギセを斬った覆面の人物がワンユであることに気が付いた。

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タファンは倒れたタンギセの死を確認しようと、タンギセ近づいた。すると死んだと思ったタンギセは突然目を見開き、タファンの胸倉を掴んだ。そして、

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お前は知っているか
マハが誰の子供なのか


放せ!

ワンユとスンニャンの子供だ

あり得ない

ソ尚宮がこれを知っている

お前は一生スンニャンの抜け殻と共に生きるのだ
哀れな皇帝よ

違う!違う!


タンギセはタファンにマハの正体を暴露して事切れた。タファンは思いも寄らぬタンギセの告白に動揺した。
この騒ぎにスンニャンはタファンの元へ駆け寄った。するとタファンは疑いを込めた目つきでスンニャンを見た。
この様子を背後から窺っていたワンユもタファンの方へと歩み寄り、覆面を解いた。

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三人は再び巡り合った。