(2013.12.9 放送)

ドラマ『奇皇后』
第13回 「陛下のためには何もするつもりはありません」



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1.
http://www.tvreport.co.kr/?c=news&m=newsview&idx=434107

パク氏の再診察を巡って、皇太后とヨンチョルの間で板挟みになり苦しむタファンは、高麗にいた時のスンニャンを思いながら、愚痴をこぼした。そしてふと後ろを見ると、そこにはスンニャンが立っていた。
タファンはスンニャンに苦しい気持ちを吐露した。

私をあざ笑いに来たのか?
お前を裏切って得た地位がこの程度のものだと。

このようにみすぼらしく、落ちぶれた地位のために私を裏切ったのかと、
そう尋ねたいのか?


好きなだけ笑えばいい
高麗にいた時と全く変わらない

話にならないと、情けない奴だと 笑えばいい
私を馬糞の中に突き飛ばせはいいんだ



ついにタファンの言葉にタファンが自分正体に気付いていることが分かったが、スンニャンはこれに動じることは無かった。

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私に何も期待しないでください

私は何もしたくありません
陛下のためには、私は何もできません



と、タファンに同情は見せなかった。
そこへゴルタがやって来て、パク氏の再診察が推鞠場(罪人を取り調べる場所)で行われるとタファンに知らせた。





2.
http://star.mt.co.kr/view/stview.php?no=2013120922460049861&outlink=2&SVEC
http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201312092223361210

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タナシリはスンニャンの予想通り、タファンと皇太后、父ヨンチョル等皆が集まった推鞠場でパク氏の再診察を要求した。罪人を取り調べる場所で再診察を行う理由に、ヨンチョルは「もしも偽装懐妊の場合には、彼女の肉をえぐり取らなければならない」と答えて脅しをかけた。そして厳粛な雰囲気の中でパク氏の再診察が進行された。

タナシリはスンニャンを使ってパク氏に薬を飲ませた。しかしスンニャンはタナシリとソ尚宮をだましてパク氏を守ったし、ヨナがタンギセの指図を受けてパク氏に煎薬を飲ませた事実を知った時は、いち早くドンマンにこの事実を知らせた。スンニャンはパク氏の代わりに自身の手首を差し出し、御医から懐妊ではないという診断を受けるように仕組んだ。

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パク氏の懐妊が明らかになると、皇太后は直ぐに「今回のことで皇室が嘲弄の種になってしまった。 (タナシリは)何を根拠に偽装懐妊だなどと考えたのか」と語気を荒げた。続けて、「流言を言いふらしたタナシリを裁くように」と言った。これを聞いて父親ヨンチョルは「土下座して謝罪するならばいいだろう。これは私ができる最後の一線である」と言った。





3.
http://star.mt.co.kr/view/stview.php?no=2013120923160381348&outlink=2&SVEC

タンギセはパク氏の懐妊が事実と明らかになると直ぐに背後にスンニャンがいることに感づいて、スンニャンを書斎に引っ張っていくと問いただした。

スンニャンはタンギセにタナシリの印章が押されている書類を見せて、「私を殺すと? 一体どちらが先に死ぬのだろうか? ここで大声を出しても?皇后の陰謀を明らかにしても構わないのか」と荒々しく応酬した。
タンギセは「お前は廃主の怨みを晴らすために私たちに背を向けるのか」と言うと、スンニャンは「殿下の怨みを晴らすのではない。お前が撃った矢で私の母は死んだのだ」と言うと、「これ以上私に何かされたくないのなら私を宮廷の外へ出せ。私もこれ以上お前と会いたくはない」と言ってタンギセを睨みつけるとその場を離れた。

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タンギセはスンニャンの発言に当惑し、苦しい表情を浮かべて「私はまさか本当にあの女を愛してしまったのか」と呟き涙を流した。この様子をタファンの家臣のゴルタが見ていた。そして、タファンに知らせた。





4.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10155595

「徹底的に背後を調査して一罰百戒で治めてこそ...」と言う皇太后と、「土下座の謝罪が私のできる最後の一線だ」と言い、鋭く皇太后をにらんだヨンチョル。タファンの仲裁によって、タナシリは結局大明殿の前で土下座して謝罪をすることになった。

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尚宮や女官が悲しむのを見て、タナシリは「私はこの国の皇后だ。後ろから指をさされるのは我慢できても、前から私を憐れむことには我慢できない」と言うと、大明殿前に移り、「これはすべて私の不徳です。もう二度とこのような過ちを犯しません」と言った後、頭を下げた。タナシリは雨が降って雷が鳴る中でも気丈に土下座を続けた。

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タファンは雨が降ってくると謝罪を止めさせるように命じたが、皇太后は反対した。皇太后は「タナシリを許す前に、パク氏の冊封をしてください」とタファンに請求し、タファンはこれを呑んだ。



タナシリは雨に打たれながら「私の泣くのを期待なさらないでください。陛下。このように大きな屈辱を与えた者たちに千倍万倍の屈辱を返すまで、私は一滴の涙もこぼしません」と繰り返し言うと、その場に倒れた。

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気を失ったタナシリが部屋に運ばれるとき、パク氏は冊封を受け、正五品の地位を与えられた。




ヨンチョルはタンギセを呼ぶと今回の件で弱気になっていたタンギセを詰った。そこへワンゴがやって来て、西辺境のぺガンの率いる元軍の全滅を伝えた。





5.
http://www.fnnews.com/view?ra=Sent1301m_View&corp=fnnews&arcid=131209231220&cDateYear=2013&cDateMonth=12&cDateDay=09

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ワンユは緻密な計画の下に、突厥族と元国の作戦を利用して援軍も無く、自分の力で自身の国民を守った。
ぺガンは高麗流民を盾にして戦争で勝つ戦略を立てていた。 これを看破したワンユは逆利用して自身の民を生かしたのだった。

ぺガンらはワンユの前に突き出された。高麗流民たちはぺガンらの死を望んでいた。しかしワンユはぺガンらを殺さなかった。「何故助けるのだ」と問うぺガンに、ワンユは「もしもこれが全く逆の状況だったなら、お前たちは必ず私達を殺す。しかし元国と高麗は違う。私はお前とは違うのだ」と答えた。

そしてワンユはぺガンに、突厥族族長パートルの死体を見せた。ぺガンはバートルの死体を確認した後、ワンユと共に燕京へと向かうことになった。

しかしバートルの遺体は偽物だった。これもワンユの緻密な計略だった。ワンユはヨンビスを助けた。ワンユはヨンビスに、「敵の敵は味方だ」と語った。「元国は全ての海上貿易権を掌握している。唯一掌握されていないのがシルクロードだ。私は確信している。このシルクロードが、突厥と高麗の両国の突破口になると」と同盟を提案した。ヨンビスはこの提案を受け、二人は再会を約束した。





6.
http://news.newsway.co.kr/view.php?tp=1&ud=2013120922575265500&md=20131209230023_AO

ドンマンは朝礼でムスリ達にそれぞれの善し悪しを明らかにしながら進む中、スンニャンに「もうお前はムスリの服を脱ぎ、この服を着るのだ」と言った。そして、「今日からお前は女官になった」と言った。これを聞いた他のムスリ達は歓呼した。

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一方、タンギセは刺客にスンニャンの殺害を指示した。タンギセは今後自分の足枷になるだろうスンニャンを排除しようとした。タンギセは「父と一族のためにお前を殺すことを私は決して後悔しない」と自分に言い聞かせていた。

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女官になったスンニャンは個室をあてがわれた。一人になったスンニャンは手に入れた書札を見ながら、「殿下、私はもうすぐ皇居を出られます。殿下が何処にいらっしゃろうと、私は必ず殿下を探し出します」と誓った。

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そこへヨナがやって来て「ドンマンが呼んでいる」と伝え、スンニャンは言われる場所へ向かった。だが、部屋を出るとすぐにタンギセが送った刺客が狙っていた。しかしそれをタファンの家臣ゴルタが尾行していて、危機に瀕したスンニャンを救った。

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そしてゴルタはスンニャンをタファンのもとへ連れて行った。 タファンはスンニャンの服の中に皇后タナシリが書いた書札を探し出して燃やした。

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続いてタファンはスンニャンを殺そうとした刺客を問いただすために拷問部屋に向かったが刺客は既に絶命していた。タファンは直ぐにスンニャンを自分専門の担当女官に指定した。ヨンチョル大丞相がスンニャンの命を狙うことを知って、彼女を自分の身辺において守ろうとした。





7.
http://star.fnnews.com/news/index.html?no=257788

土下座の謝罪後、臥せっていたタナシリはタファンが自分の元へ来るという知らせに、タファンが自分を許したのだと思った。そして、服を着替えてタファンを待った。しかし、タファンはやって来るやいなやタナシリに「一体どうしてこのようなことをしでかしたのだ」、「皇后として絶対にしてはならないことだ。どうしてこんなことをしたのだ」と大声を出した。

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これに対してタナシリは「貴方はまさか本当にどうしてなのかお分かりにならないのですか」、「陛下は何故このように私を無視なさるのですか。私はいつも一人でした。皇宮に入ってから、ただ一瞬たりとも孤独でなかったことはありません。私をこのようにみじめな女にしたのは陛下です。 ご存知でしょうか」とタファンに言った。

これを聞いたタファンは、「まだ罪を悔いることができないのか」と言うと、タナシリは「何を悔いるのですか。 陛下は私に会いにいらしたのではないのですか。 私がどれほどこの日を待ちこがれていたか。それをどうして私が悔いる必要があるのですか。」と言った。

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タナシリが罪の重さを思い測る様子がないのを見たタファンは、「皇后!」と叫び、腕を強く掴んだが、タナシリは変わらずタファンを恨みがましく見つめ、「でも、私が望んだのは陛下のこのような目つきではありませんでした。 たとえ愛おしい眼差しではなくても、ただ優しい眼差しでいい。優しいお言葉を一度聞きたかっただけなのに」と涙声で話した。そして「私をこうして此処に送り込んだ父を恨んでいます。陛下をお恨み申し上げます」と続けた。

タファンはこれを聞くと、タナシリを掴んでいた手を降ろし、出て行った。

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一人残されたタナシリはみじめさにそのまま座り込んで佗びしさに嗚咽した。






8.
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タファンの命でスンニャンは皇帝の身の回りの世話をすることになった。ゴルタはスンニャンに「御命は必ず守るように、絶対に陛下よりも三歩以上離れてはならない」と命じた。

スンニャンはタファンのもとへ向かった。部屋の入口に立つスンニャンをタファンは「もっと近くに来なさい」と呼び寄せ、「今から私はお前を描く。描き上がるまで、瞬きをするな。鼻も口も動かしてはならない」と言った。
筆を動かしながら、タファンはスンニャンに問いかけた。

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貢女として連れて来られて、何故私を訪ねなかった

どうして女であることを隠していた。それほど私を恨んでいるのか

女性だと分かったら、私に襲われるかもしれないと?
お前は私がお前を女だと思えると?


と、タファンはスンニャンの答えを聞くでもなく、自分の思いを述べた。これを聞いていたスンニャンはただ一言、「私を皇居から出してください」と頼むだけだった。



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夜になるとタファンはスンニャンに寝床の枕辺で本を読むように命じた。枕元で詩を読むスンニャン。詩を朗読し終えると、スンニャンは再び自分を皇居の外へ出してほしいと言った。タファンが身を起こして怒ると、スンニャンは続けて、


大青島で私は陛下のあらゆる頼みをお聞きしました。
陛下も私の頼みをお聞きくださいませ


命がけで此処を出たい理由は何だ

殿下を探します



今も廃主を主人とするのか

よく聞きなさい
お前は私の皇居で私と一緒にいるのだ。お前の主人は廃主ではなく私だ


たとえ私の身体は此処にあろうと、私の主人はただ一人です

この世は何も変わらない
身分と立場が変われば主人も変わる
これが世の道理だ

殻を割り出てきた子鳥は初めて見た鳥を自分の母と見做すそうです
子鳥の母はただ一羽


私も、高麗王を主人と見做してから


もういい!
言うな。聞きたくない

陛下

今日はもう下がりなさい


タファンはスンニャンを下がらせると、「ヨンチョルがお前を狙っている。私の傍を離れれば死んでしまう。私の傍が一番安全なんだ。お前は馬鹿だな」とスンニャンを心配した。




タファンのもとを離れたスンニャンは部屋の前で待っていたゴルタからワンユの死を聞いた。

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タファンもワンユの訃報を聞くと、「きっととても悲しんでいるだろう」と直ぐにスンニャンを心配した。

自室に戻ったスンニャンは失意に陥り、ただ涙した。ワンユとの思い出を回想しながら「殿下、貴方は私のただ一つの希望でした。これから私はどうやって生きていけばいいのですか。何のために生きればいいのですか、殿下」と嗚咽した。

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スンニャンを心配して様子を見に来たタファンはスンニャンの姿を見ると、静かに扉を閉めた。






9.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10155601

タファンは数日の間に、目立つほどやつれたスンニャンの姿に心配を隠すことができなかった。そこでタファンは本来女官の仕事ではない食事の気味(食事の毒見)を敢えてスンニャンにさせることにした。

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気味をスンニャンに命じ、他の侍従を下がらせると、タファンはスンニャンに早く毒見するように促した。スンニャンが僅かに料理を口に運ぶと、タファンは「もう少し食べなさい。そんな様子では毒が入っているかどうか分からないだろう」と言った。スンニャンは仕方なく再度料理を口に運んだ。この様子を見てタファンは更に、「さあ、これもちょっと食べてみなさい」とスンニャンに食べさせた。そして大きな鶏の足を渡すと、「これは私が一番好きなのだ。食べてみて、問題無いか教えなさい。私は猜疑心が強いのだ。全て食べ終えてから、毒が入っていないかどうか教えなさい」と言った。
諦めた様子で何とか料理を食べるスンニャンの姿を見て、「もっと美味しそうに食べないか」とタファンは言い、続けて「主人が死んだから、後を追おうと言う思いなのだろう」と言った。これを聞くとスンニャンは料理を離し、「私の事を気になさらないでください」と言った。しかしタファンは、「お前は宮女だ。死ぬことも私の許可があってできることだ」とスンニャンに返した。






10.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10155596

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静かな月の光が降り注ぐ薄暗い夕方、スンニャンを連れて散歩に出たタファンは、離れてついてくるスンニャンに向かってわざと厳しく「三歩以上離れてはいけないと言ったことを忘れるな」と言った。そんなタファンを恨めしく見たスンニャンは仕方なくタファンに近づいていくと、タファンは急に向きを変えた。

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タファンと至近距離で向き合うことになったスンニャンは驚いて、慌てて後ろに退いた。このようなスンニャンの姿が面白いというように、タファンは再びゆっくりと歩き、スンニャンはそれに続いた。そして再び急に向きを変えるタファンにスンニャンはまた驚いた。タファンのいたずらに苛立ったスンニャンは、その後、タファンが再び振り返る瞬間に身を隠した。スンニャンの姿が見えず、不安になったタファンは「スンニャンア、ヤンァ」とスンニャンを呼んだ。すると、不意にスンニャンが姿を現した。

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これにタファンは驚いて「びっくりするじゃないか」とスンニャンに言った。動揺するタファンの姿を見てスンニャンは満足そうに微笑んだ。そんなスンニャンの笑顔を目にしたタファンは「今、笑ったな」とスンニャンに言うと踵を返し、口元をほころばせた。そして「夜風が冷えてきたな。戻るとするか」と言った。





11.
http://tvdaily.mk.co.kr/read.php3?aid=1386599130618161002

ワンユは辺境の悩みの種であった突厥族を鎮圧して、ぺガンらと共に休むことなく燕京へと馬を走らせていた。
ぺガンらは途中、野営することを提案したが、ワンユは一刻も早くスンニャンと再会するために先を急いだ。
夜が更けて、ワンユらは一旦休むことにした。斑が適当な酒場を探してきたがそこにはワンゴがいた。ワンゴは酷く泥酔していた。そんなワンゴを怯蒒が見張っていた。ワンゴはワンユが生きて戻ったのを見ると、「言っただろう、廃主はそう簡単に死なないと」と満足そうに笑ってワンユの前にやって来た。

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ワンユが「あらゆる知恵を絞ってヨンチョルに忠誠を尽くす貴方が、こんな事になっていようとは」と言うと、ワンゴは「皇居は戦場よりも恐ろしい所なのだ。僅かな不注意で首を切られる。」気を付けろとワンユに忠告した。





12.
http://reviewstar.hankooki.com/Article/ArticleView.php?WEB_GSNO=10155606

ワンユの訃報を聞いた後、深い傷心に陥ってしまったスンニャンは遂に病気になり、床に就いてしまった。これを聞いたタファンは、直ぐにスンニャンのもとへ駆けつけ、御医を呼ぶのもはばからなかった。一方青白い顔をしたスンニャンは冷や汗を流して悪夢にうなされていた。ワンユと再会し、幸せに微笑んだスンニャンは、刀を持ったタンギセがワンユの背後に現れ、ワンユを殺す夢を見ていた。タンギセに斬り付けられ倒れたワンユを抱きかかえ、スンニャンは「殿下!」と叫んで絶叫した。タファンはスンニャンがうなされながら何かを探すように伸ばした手をぎゅっと握った。

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そこへタファンを探していた家臣が入ってきた。そしてぺガン達が帰還したことを伝えた。タファンは驚き、重ねて、「廃主は、彼はどうした」と尋ねた。ワンユがぺガン達と共に戻ったことを聞いたタファンは「生きて、戻ったのか」と呟いた。

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そしてワンユを呼び続けうなされるスンニャンを見て、暗い表情を見せた。




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